豆知識

10円玉が緑色になるのはなぜ?綺麗になる方法も解説!

10円玉が緑色に~!?」

 

これ、つい最近の私の悲鳴です。

 

こつこつ貯めた小銭貯金。

いよいよ両替しようと数年ぶりに開けたら緑色の10円玉がひしめき合っていて、衝撃の光景にそっとふたを閉じたくなりました。

 

茶色の10円玉が緑色って、何のマジック?しかも見るからに体に悪そう。

でも何とかして復活させないと長年の苦労が水の泡に!!

 

というわけで、今回は「10円玉が緑色になる原因」と「綺麗にする方法」をシェアしていきたいと思います。

 


10円玉が緑色になるのはなぜなのか

10円玉が緑色になるのはなぜなのか

茶色の10円玉を緑色にする手品師、その正体は緑青(ろくしょう)と呼ばれるサビ

 

緑青とは銅が酸化してできる緑色のサビで、化学的には「塩基性炭酸銅」と呼ばれます。

10円玉は銅でできているので、酸素や二酸化炭素に長く触れているとこの緑青が発生し、硬貨の表面を覆ってしまうんですね。

 

また緑青は銅についた水分や塩分からも発生するため、汗が原因で錆びてしまうことも。

汗をかいた手で握ったり、ポケットに入れていた10円玉を拭かずにおくと緑色になりやすいので要注意です。

こんな効果が!緑青の活用法

サビと聞くとあまりいいイメージではないですよね。

でも緑青には、こんな役割もあるんです。

(1)銅の腐食を防ぐ

銅の表面についた緑青は皮膜となり、銅内部の腐食を防ぎます。

建築物の多くは給水設備に銅管が使われていますが、これを緑青が覆うことで劣化を遅らせることができるのです。

(2)美術品の保護

銅像も緑青のおかげで長期間その形を保つことができます。

鎌倉の大仏や自由の女神が神々しい姿のままなのも、この緑青で覆われているからなんですよ。

(3)着色に使用

美術界ではあえて緑青を着色に使うことも。

腐食が防げるのはもちろん、緑青の独特の色合いは作品に深みを与えてくれます。

 

サビが私たちの生活や文化を守ってくれていたなんて驚きですよね。

でも確かに、よく見ると吸い込まれそうに綺麗な青緑色です。

私の大事な小銭貯金にさえついていなければ!

 


10円玉のカビ・緑青には猛毒がある!?

10円玉のカビ・緑青には猛毒がある!?

意外にもお役立ちな緑青ですが、日本ではつい最近まで猛毒と信じられてきました。

でもこれは全くの誤解。

1984年の厚生労働省の発表では、緑青はほぼ無害だと証明されているんです。

 

また1974年に東京大学で行われた動物実験でも、生存率・成長率・妊娠・出産のどれにも影響がないことが分かっています。

 

ではなぜ緑青は猛毒だと誤解されてしまったのでしょうか?

緑青は猛毒?誤解された3つの理由

(1)教科書の間違った記述

「緑青には毒性がある」

「食べると体に害がある」

 

戦後から昭和にかけて、小学校の教科書や百科事典にはこう書かれてきました。

しかしなぜか有害だとされる根拠の記述は見当たらず。

「緑青のグリーンが毒々しく見えたから毒だと思われたのでは」と東大医学部の元教授・豊川行平氏は述べていますが、そんな理由で!?

(2)唐緑青と混同

唐緑青(からろくしょう)とは銅イオンからできる猛毒のこと。

1882年、この唐緑青を添加物に使った食品による中毒事故が起こり、明治政府が緑青中毒の注意換気を出しました。

その際「唐緑青」と明記しなかったために、毒性のない緑青と混同されてしまったというのです。

(3)ヒ素と混同

日本で使われていた銅には猛毒のヒ素が多く含まれていました。

そのヒ素による中毒が、緑青のしわざだと誤解されたという説もあります。

 

無害なのに数々の誤解で猛毒とされてきた緑青。

もちろんあまりにも大量に摂ればどんなものでも毒になりますが、緑青は見た目で損をしている気がしますね。

 

10円玉を綺麗にする方法

10円玉を綺麗にする方法

緑青が無害でも、緑色の10円玉を銀行に持っていくのは気が引ける……

 

そんな私の手に今握られているのが「酢」「塩」の瓶。

 

どこの家庭にもあるこの調味料で10円玉をよみがえらせてみせる!

ピカピカがよみがえる!10円玉を綺麗にする方法

(1)歯磨き粉で10円玉をこすってから布で拭き取る。

ここで手垢などの油汚れを落としておくと、緑青が浮きやすくなります。

(2)酢と塩を2:1で混ぜる

(3)トレイに入れた(2)に10円玉を浸し、5分~汚れがひどいときは1日ほど置く。

(4)水洗いをして布で綺麗に拭く。

酢が残っていると銅が腐食するのでしっかり水洗いしてください。

酸化を元に戻すのに必要なのはクエン酸と塩分。

この二つの成分が入っていれば簡単に緑青を落とせるので、こんな調味料も使えますよ。

 

  • ウスターソース
  • ケチャップ
  • タバスコ

 

ちなみに実際に酢と塩で一晩浸けたところ、比較的緑青が少ない10円玉は見事に復活しました!

 


まとめ

  • 10円玉が緑色になるのは銅のサビ「緑青」が原因
  • 緑青は無害
  • 緑青は銅の腐食を防ぎ着色にも使われる
  • 酸化した10円玉は酢と塩で綺麗にできる

 

冒頭で「見るからに体に悪そう」なんて言っていたことを反省しました。

あまりにも独特の青緑色でびっくりしますが、害がないなら触っても安心ですね。

 

それに身近な調味料で簡単に落とせるのにもまたびっくり。

頑固に緑青がついている私の小銭貯金も、何度か浸ければ堂々と銀行に持っていけそうです。

 

あなたのお家にも緑色の10円玉が眠っていたら、ぜひお試しください。

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