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了解です!は上司に失礼?メールで返信する正しい言い換え方は?

「了解です!」

 

学生だけでなく社会人の間でもよく使われるこのフレーズ。

 

ところが近年、この「了解です」が失礼にあたるとの見方がでてきました。

ネット上の声やマナー本によると、特に上司に対して使うのはNGとのこと。

一見丁寧な言い方に思えるだけに意外です……。

 

そこで今回は、「了解です」について

  • 上司に使うと失礼にあたる?
  • ビジネスメールの返信ではどう書けばいい?

この二点を考えていきます。

間違えやすい敬語10選もあわせてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 


了解です!は上司への敬語で正しいの?

了解です!は上司への敬語で正しいの?

ずばり結論から言うと、「了解です」は敬語ではありません。

そのため上司に対してはなるべく控えるのがベターです。

了解ですは失礼なの?意外な調査結果

ニュースサイト「しらべぇ」が20代以上の男女1500人を対象にした調査(https://sirabee.com/2015/02/19/18768/)では、こんな結果が出ています。

Q.目下に了解ですと言われるとムカつく?

ムカつく……10.0%
ムカつかない……90.0%

実に9割が「気にしない」と答え、次のような理由をあげました。

  • そもそも失礼だとは知らなかった
  • かしこまった返事だと逆に堅苦しい

 

さすが社会人の先輩、懐が広いです。

なお国語辞書編纂者の飯間浩明さんも「了解いたしましたとすれば敬意としては十分」との見方を示しています。

 

とはいえ注意したいのが、NGかどうかは場合によって変わるということ。

 

「YES」と答えた人を職業別に見てみると、経営者21.4%、公務員17.5%。

社内での立場がより上の人や、公的な職業に就いている人は言葉遣いに厳しい傾向があるんですね。

了解ですは丁寧語

そもそも「了解」とは「相手の考えや事情を理解し納得すること」で、本来は目上から目下に許可を与える言葉です。

そのため「了解」自体には敬意が含まれていませんが、時代の流れとともに「です」を付けた丁寧語として定着していきました。

 

丁寧な言い方として間違いではないものの厳密には敬語ではないんですね。

 

なので公的な職業や、お手本として上に立つ経営者・上司の中には、「了解です」を失礼だと感じる人が多いようです。

 

あまり気にしすぎる必要はありませんが、上司の性格や日頃の関係性によっても失礼だと取られることもあるので、乱用は避けたほうが無難と言えるでしょう。

 


上司にメールで了解を伝えるときの正しい変換方法は?

上司にメールで了解を伝えるときの正しい変換方法は?

さきほどの調査では、メールだとまずいという意見も見られました。

その理由として多かったのが「少し寂しい」というもの。

確かに、「了解です」だけでは素っ気ない感じもありますね。

 

ではメールで上司に了解の気持ちを伝えるにはどう書けばいいのでしょうか。

了解ですの言い換え表現2つ

(1)承知しました(承知いたしました)

やわらかい印象で使いやすいのが「承知しました」の言い換え表現です。

自分をへりくだり、相手に尊敬の意を表す謙譲語で、「承」の字には引き受けるという意味があります。

上司との関係性に合わせて「承知いたしました」と使い分けるとより丁寧な表現になりますよ。

(2)かしこまりました

「承知しました」よりさらに改まった言い換え表現が「かしこまりました」です。

目上に対して謹んで引き受けるという意味を持つ尊敬語で、指示に従うというニュアンスが強いのが特徴。

大事な頼まれごとに対してしっかり返事をしたい場合は「かしこまりました」を使うといいでしょう。

 

文字だけのメールだからこそ言葉遣いで印象が変わるもの。

初めは気恥ずかしいかもしれませんが、少しずつ言い換えてみてください。

 

目上の人に失礼にあたる間違った敬語例10選

目上の人に失礼にあたる間違った敬語例10選

丁寧だと思っていたけどマナー違反かも……?

ここでは、思わぬ落とし穴に落ちないために知っておきたいNG敬語10選をご紹介します。

実はNG。間違い敬語10選

(1)よろしくお願い致します→よろしくお願いいたします

いたしますを漢字で書くと「それが原因で良くない結果が起こる」という意味の動詞になるので注意!

(2)させて頂きます→いたします

「させて頂きます」は相手の許可や恩恵を受けた場合に使う言葉。

何にでも使いすぎると卑屈な印象になってしまいます。

(3)ご苦労様です→お疲れ様です

目上が目下に「苦労をかけたね」とねぎらう意味があり、上司には使えません。

退社の挨拶なら「お先に失礼します」と言い換えてもいいでしょう。

(4)しばらくぶりです→お久しぶりです

「しばらくぶりです」は同僚や目下へかける言葉なので、立場に関係なく使える「お久しぶりです」に言い換えます。

(5)すみません→申し訳ございません・ありがとうございます

うっかり口に出てしまう「すみません」ですが、謝罪や感謝を伝えるにはより丁寧に言い換えましょう。

(6)お教えします→ご説明いたしますなど

「教える」は本来先生や専門家が使うもの。

上司に対しては「ご案内いたします」「お知らせいたします」などと言い換えるのが適切です。

(7)分かりましたか?→ご理解いただけたでしょうか?

目下からストレートに「分かった?」と念を押されると恥ずかしく感じる人も多いので、表現をソフトにします。

(8)言い忘れましたが→申し遅れましたが

ルーズな印象の「忘れる」は「遅れる」に言い換えます。

(9)参考になりました→勉強になりました

「参考にする」は「考えの足しにする」という意味なので、人によっては軽く見られたと受け取ることも。

(10)ご一緒します→お供させていただきます

「ご一緒」は対等な関係で使われる言葉。

上司に誘われたら「お供」が適切です。

 


まとめ

  • 了解ですは丁寧語
  • 了解ですは上司に対しては控えるのがベター
  • メールでは「承知しました」「かしこまりました」を使う

 

「了解です」は相手や場合によって使い分けたいもの。

逆に口頭での「承知しました」がよそよそしく感じられる職場もあるので、ケースバイケースでいきましょう。

 

敬語として正しいかどうかより、気持ちのよいやりとりができるかどうかの視点を持つのが第一。

 

この記事が、あなたのステップアップにつながれば幸いです。

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