ゴムって独特な臭いがしますよね。
新しい家電やマット、調理用品などを買ったとき、パッケージを開けると鼻をつくあの臭い…。
「新品のにおいだ~☆」
と、その瞬間は嬉しかったりもするのですが、ずっと嗅いでいると少し酔ってしまうような独特の臭いです。
特に夏場など気温の高い季節にはむわっとする空気により、さらに強い臭いになってしまうことも。
苦手な人であれば、嗅ぎ続けると体調が悪くなってしまうこともあるでしょう。
最近ではキッチン用品にシリコンゴムが使われているものが増えましたし、水筒にももちろんゴムのパッキンがついています。
ゴムの独特な臭いが、食品や飲料についてしまったら…もし体に害がないにしても、あまりいい気分はしないですよね。
出来ればあの臭いを無くしてから、ゴム製品を使うことができれば…もっと快適になるに違いない!
そこで今回は、ゴム製品の臭いの取り方についてお話していきたいと思います!
Contents
ゴム製品の臭いの原因は?
ゴムには天然ゴムと合成ゴムがあります。
天然ゴムはゴムの木の樹液を加工して作られているのに対して、合成ゴムは石油やナフサから作られています。
天然ゴムより合成ゴムのほうが臭いがマシ、と言われているようですが、実際の工業現場では、より求める性能に近くするために両者をミックスして使用されていることも多く、そこまでの違いはないようです。
ゴムの樹液それ自体も独特の臭いがするものなのですが、私たちのよく知る「伸び縮みする」という性能を出すために硫黄が加えられています。
その他にも柔らかさを保つための油分など様々な薬剤がゴムには添加されており、その成分が揮発するため、ゴムの臭う原因となっています。
ゴム製品の臭いの取り方!
さて、気になるゴム製品の臭いの取り方ですが、車や玄関先で使用されるラバーマットと、調理器具やパッキンなど食品に利用するものとでそれぞれの対応方法を見ていきましょう。
ラバーマット系
日陰干し
ゴムの揮発性の臭いは、新品の時に最も強く、徐々に薄くなっていきます。
風通しの良い日陰に干すことで臭いを「飛ばし」、初めのころの強烈な臭いを和らげることができます。
ただし直射日光に当ててしまうと溶けたり劣化を早める原因になってしまうことがあるので、必ず日陰で干すようにしてください。
食品用洗剤で洗う
ゴムには多くの添加物が含まれていて、その添加物が表面に浮き出てくることでも臭いの原因になります。
食品用洗剤で洗うことで表面の油や化合物を洗い流すことができ、臭いを軽減させる効果があります。
パッキンやシリコンカップなどの食品関連
煮沸
食品関連の製品に使われているのであれば、耐熱性の高いゴムを使用していることがほとんどかと思われます。
10~15分ほど煮沸することで、表面に浮き出した化合物を除き、臭いを飛ばすことができます。
念のため、耐熱温度を確認してから行ってください。
重曹につけ置き
ぬるま湯500mlに対して重曹を大さじ3ほど入れて、数時間つけ置きします。
もちろんハイターや塩素系漂白剤に漬ける方法もありなのですが、重曹であれば体に入っても問題がないのでより安心して使うことができます。
牛乳を利用する
口に入っても安心という意味ではこちらも良いでしょう。
臭いを取りたいものを、牛乳に漬けてレンジで温めます。
意外に思われるかもしれませんが、いろいろな臭み取りに牛乳はよく使われる方法です。
臭い予防は日々の手入れが大事!
ゴム製品を使っていて困る「臭い問題」といえば、ゴムそれ自体の臭いももちろん気になりますが、使用していて徐々に感じるようになるのが
「ゴムへの臭い移り」。
特に食品に触れるような製品の場合は気になりますよね。
あまりに強く臭いがついてしまうと、使用をためらってしまうことも。
実はゴムの表面にはミクロの大きさの穴がたくさん開いていて、そのため臭いを吸着しやすく、また、一度ついてしまった臭いは取れにくい構造になっているのです。
そのため、ゴム製品にはまず臭いを定着させないことが重要になります。
例えばお弁当のふたについているゴムパッキンや、水筒についているパッキンなど…。
使用後、長時間放置することで食品からの臭い移りがしやすくなり、また、外さないと洗えない部分などにカビが発生してしまった場合、カビの臭いもついてしまったらなかなか取れません。
使用後はすぐ洗うなど、臭い移りがしにくい状況を作ることが大切なので、つまりはこまめなケアが重要ということになりますね。
それでも臭いがついてしまったら…
日ごろ気を付けていたつもりでも、夏場などあっという間に食品からの臭いがついてしまうこともありますし、気が付かなかった場所にいつの間にかカビやヌメリが!なんてこともあるかもしれません。
その場合は、まずは先ほどご紹介した方法で臭い取りを試してみてください。
それでも臭いが取れない場合は、もし簡単に付け替えの利くようなものであればゴム部分だけ新たに購入して付け替えてしまうのもありです。
ゴムは消耗品とみなされているのでしょう、例えば水筒ではたいていの場合、メーカーから替えのパッキンを別売りしています。
まとめ
今回は、ゴムの臭いの取り方についてお話させていただきました。
表面についている添加物を取り除いたり、臭いを飛ばしてしまうことで、ゴム独特の臭いはすい分和らぎそうですね。
また、ゴムへの臭い移りにも気を付けなくてはいけませんね。
私自身、じつはゴムの臭いってそんなに嫌いではないんです。
真新しいもののにおい、というイメージがあるからでしょうか。
でも、子供に持たせるお弁当箱や水筒など、やっぱり臭いをしっかりとって、気持ちよく使ってほしいな!と思います。
美味しく味わってほしいですもんね!
ちょっとしたひと手間でずい分変わりますので、ぜひ試してみてくださいね♪
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