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炊飯器の早炊きと普通炊き、その違いとは?おいしさや電気代に差はある?

早炊き

おうちの炊飯器にはたいていついている、「早炊き」モード。

いつも炊飯器でごはんを炊くとき、普通炊きと早炊き、どちらを使っていますか?
 

早炊きの方が早く炊けるのはわかるけど、実際のところ、それ以外に違いってあるのでしょうか。

単純に炊き上がり時間だけでなく、おいしさや電気代などにも違いがあるのであれば、それによっても使い分けられたらいいですよね。
 

ということで、早炊きと普通炊きの違いを、徹底検証してみましょう!

炊飯器の早炊きと普通炊きの違い

生のお米が炊飯器の中でご飯になるまでの工程において、早炊きと普通炊きではどんな違いがあるのでしょうか?

「普通炊き」スイッチを押すと、炊飯器の中では次のようなことが行われています。
 

予熱→沸騰→沸騰維持→蒸らし
 

の4工程です。
 

予熱では、水の温度をじわじわと上げながらお米にじっくりと水を吸わせます。

そして沸騰した水でお米を炊き上げ、蒸らしまで完了した状態で、炊き上がりのブザーが鳴るのです。
 

以前は、お米は炊く前に水に浸けておいた方がいいとか、炊き上がったら食べる前にしっかり蒸らした方がいい、とも言われていましたが、今の炊飯器は、「普通炊き」であればそれが全部含まれているんですね。
 

では早炊きはどの工程が短縮されているかというと、「予熱」と「蒸らし」です。
 

普通炊きの場合は水の温度を徐々に上げていきますが、早炊きの場合、スタートした時点から沸騰めがけて一気に水を加熱し、炊き上げていきます。

そして蒸らしの工程の時間も少し減らすことで、時短の「早炊き」を実現している、というわけなのです。

炊飯器の早炊きと普通炊き、味や電気代に差はある?

小銭

早炊きは、炊飯時間が短い分、電気代も削減されていると思われるかもしれませんが、実は電気代は、早炊き方が高いのです。
 

普通炊きの場合、1回5円程度で炊き上がるのに対し、早炊きにした場合は6~7円。

1回あたり1~2円の差が出ます。
 

早炊きの場合は、水を急速に沸騰させて一気に炊き上げるため、短時間で突発的な出力を必要として、そこで電気代が一気に上がってしまうのです。
 

では、味の面では、普通炊きと早炊きに差はあるのでしょうか?
 

これは個人の感じ方もあるので一概には言えませんが、始めにお米にしっかりと浸水・吸水をさせることで、お米の甘味を引き出し、炊いた時のふっくら感が増すという効果があるそうです。
 

早炊きの場合はその工程をカットしてしまっているわけですから、2つのモードを比べると、理論上は普通炊きの方がおいしい、ということになります。
 

とはいえ炊き上がりの味はどちらも大差はないです。

ですが早炊きの方が、時間が経った時に水分が飛びやすい傾向にはあるようです。
 

そのため早炊きにした場合は、保温をせずすぐに食べ切るか、早めに冷凍保存などにした方が良さそうです。

炊飯器でおいしくお米を炊くポイントとは?

おいしいご飯

お米に水を吸わせる「浸水」「吸水」

普通炊きだと、水を沸騰させていく工程で並行してこれを行っているわけですが、おいしくお米を炊くには、実はこの工程を別途丁寧に行うのがポイントです。
 

「浸水」は、米を洗った後にたっぷりの水に浸しておくこと。

そして「吸水」は、その米をざるにあげた状態で置いておくことで、米の表面についた水分を米が吸っていくことを指します。
 

浸水も吸水も、時間は15分ずつくらいとればいいのですが、このひと手間で、炊き上がりのお米のふっくら感が変わってきます。
 

炊飯器で炊く段階では、既に米に浸水・吸水をさせているので、その工程を省いた早炊きで炊いていきます。

ここで普通炊きにしてしまうと、浸水吸水をもう一度繰り返すことになり、べちゃっとした炊き上がりになってしまいますので注意。
 

そして、炊き上がりのブザーが鳴ったら、すぐに蓋を開けて、「飯切り」の作業をしましょう。
 

「飯切り」は、釜の底からごはんをはがして持ち上げるように全体を混ぜる作業です。

これをすることで底面のお米までしっかり空気に触れ、余分な水分を逃すことができるので、味や風味も均一化することができます。
 

浸水・吸水の過程に時間がかかるので、結果的に早炊きで炊いても時短にはならないのですが、おいしいごはんを炊いて食べたいという方は、ぜひこのひと手間を試してみてくださいね。

まとめ

早炊きと普通炊きは、炊飯器内の工程の違いを知ると、うまく使い分けることもできそうです。
 

すべてを炊飯器におまかせにするのであれば、普通炊きにした方が、電気代もお得でおいしく炊き上がる、ということになります。

この場合、早炊きは、時間をお金で買うイメージですね。
 

しかし、浸水や吸水のひと手間を自分で行った場合は、早炊きで炊いた方が、逆においしく炊き上がるということになります。

この場合は、早炊きを使うのは、時短というわけではなく炊飯器の使い方テクニックといえます。
 

早炊きと普通炊きの違いがわかったところで、炊き上がりの時間だけでなく、出来上がりのおいしさにこだわって両者を食べ比べてみるのも、おもしろいかもしれません。