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葬儀で受付の方へ一言目は何て言う?香典の渡し方や参列マナーは?

最近、知り合いの家族の葬儀に出席しました。

私は、お通夜に出席してきましたが、出席するたびに「受付の一言目でどのように言葉かけをしたらいいかな?」とか「香典や参列のしかた」について迷うことがあります。

 

失礼にならないようにと、意識しすぎてしまうからでしょうか。

どうも、何回経験しても慣れません。

 

そこで、今回は、このような不安を持たずに、スマートにふるまう事ができるように、特に、葬儀での使う言葉や、香典の渡し方、参列のマナーについてまとめてみました。


葬儀の受付の方に一言目を何と言うべき?

葬儀

受付時に、お悔みの言葉をどう言おうかと迷う方、意外と多いようです。

でも、そんなに難しく考えなくてもいいようです。

 

私は、オーソドックスの言葉である「このたびはご愁傷様です」というフレーズをよく使います。

これは、どこでも通用する言葉です。

 

また、

「お悔やみ申し上げます」
「焼香をあげさせていただきたくうかがいました。」

という言葉も完結で、よい印象を与えると思います。

 

受付は、長々と話をする場所ではありませんので、繰り返しになりますが、完結明瞭なフレーズでのあいさつがよいでしょう。


正しい香典の渡し方は?

香典

では、正しいお香典の渡し方は、どのような方法があるのでしょうか。

その手順は次の3つです。

 

それは、

  1. 通夜や告別式の会場につきましたら、最初に受付で芳名帳に住所と名前を書きます。
    もし、芳名帳ではなく、個別のカード形式の場合でもそれに書きます。
  2. 記帳の後に挨拶をします。
  3. そして、受付の人に香典を渡します。

 

ここで、気を使ってほしいのが、ふくさを利用することです。

お香典をむき出しで出すのは、スマートではありません。

 

正式には、お香典はふくさに入れて持参します。

そして、渡す時には、ふくさから取り出して、表書きの名前が受付の人に読めるように向きを変えて、簡単にたたんだふくさの上に載せて、両手で差し出します。

 

しかし、受付が混んでいる場合も多いですので、私は、ほとんど、お香典はふくさの上には載せず、ふくさからお香典を取り出したら、向きを確認して差し出しています。

 

このとき、手渡しながら「お納めください」「どうぞ、お供えください」などの言葉を添えるとよりスマートです。

ところで、通夜でお香典を出して、その後の告別式等に出席する場合は、お香典を通夜で渡したことを伝えて記帳だけを済ませましょう。

葬儀へ参列するときのマナーは?

葬儀の参列マナー

では、葬儀に参列するときに、頭に入れておきたいマナーにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、特に、戸惑いがちな3つのマナーについてまとめてみました。

 

それは、

  1. 喪主とご家族に言うお悔みの言葉のマナー
  2. 通夜の服装のマナー
  3. 告別式の参列のマナー

です。

葬儀へ参列するときのマナー1:喪主とご家族に言うお悔みの言葉

葬式でのお悔やみのことばは、手短に平凡な挨拶にとどめるのが無難です。

特に、喪主さんを始め、そのご家族に会った時の言葉かけには、迷いが生じることもしばしば?です。

 

ですから、無難なフレーズで、お亡くなりになられた方の年齢を考えた、

「まだお若くていらしたのに、本当に残念でなりません…。」

とか、亡くなられた状況を考えた、

「突然のことで…、心からお悔やみ申し上げます。」

などがよいのではないのでしょうか。

ご参考まで。

 

このとき、故人の死因や、不吉なことを連想させる忌み言葉、故人が高齢の場合に使われる「大往生」などの言葉も避けるほうがよいと言われています。

また、本葬儀(告別式)では、通夜と違って、喪主や遺族にお悔やみを述べないのが礼儀ですので、もし、目が合った場合などは、黙礼で済ませましょう。

 

いずれにしても、あまり余計なことを言うと、かえって差し障りができてしまうこともありますので注意したいですね。

葬儀へ参列するときのマナー2:通夜の服装

今では、通夜の場合でも、服装は礼服が多くなってきているように思います。

しかし、私が両親から聞いた話では、昔から通夜の場合は、「急いで駆け付けた」という事で、派手ではない平服でもよいという事でした。

ですから、肌の露出が多い服や、ジーンズなどのカジュアルな服装は避けるにしても、必ずしも礼服でなくても・・・と私は考えています。

 

もし、礼服でなければ、

弔問客が男性の場合、黒かダークな色のジャケットかズボン、ワイシャツは白や黒無地、ネクタイはグレー、そして、黒い靴下と黒い靴がよいでしょう。

弔問客が女性の場合、黒かグレーのジャケットやスカートやパンツ、ワンピースが無難です。

 

夏の場合は、黒のブラウスとスカートでもかまいません。

 

そして、特に、女性がバックを持つ場合、小さめのもので色はダーク系がよいでしょう。

また、靴は黒のシンプルなもので、靴下やストッキングも黒か肌色などにします。

 

装身具をつける場合は、一連のパールのネックレスがオーソドックスです。

時計はつけても大丈夫です。

 

最後に、メイクなどは派手にならないようにご注意ください。

葬儀へ参列するときのマナー3:告別式の参列

もし、告別式にだけ参列する場合は、通知された時間内に伺って、到着順に焼香すればよいことになっています。

ですから、告別式に参列するときは 「早すぎなく、遅すぎない時間に伺う」ことを心がけることが必要のようです。

 

しかし、葬式の参列者の人数によっては、葬式終了時間が予定より早くなったり、遅くなったりしますね。

ですから、私は、できるだけ、告別式開始時間に合わせてお伺いしています。

 

ところで、告別式は、故人に最後の別れを告げる儀式ですから、霊柩車が火葬場へ向かって出発するのを見送るのが礼儀と言われています。

そして、火葬場まで同行できるのは、遺族から請われた人だけですので、ご注意ください。

でも、どうしても同行したい場合は、出棺直前ではなく、通夜の時などに早めに申し出るとよいでしょう。

 


まとめ

日本には、いろいろな儀式がありますが、その中でも葬式は、人との離別の儀式として、重要視されている儀式です。

ですから、この儀式でのマナー違反は、当然ながら周りのひんしゅくを買う心配が出てきます。

 

でも、これらの基本的なマナーをしっかり身に着けることで、常識ある社会人としてまわりの人達に評価されます。

ですから、常日頃から、マナーが自然に身につくことができるように意識してみるとよいのではないでしょうか。
 

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