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友達の親のお通夜は行くべき?かける言葉や香典の金額、マナーは?

不幸

 

「友達の親が亡くなった」

そう知った時に、お通夜に行くべきか迷うと思います。

友達とは仲がいいけど、親のことはよく知らないし・・・そもそも、会ったこともほとんどないし・・・。
 

でも、それでも、可能な限り、ぜひ、行ってあげてください。

親を亡くして悲しみに沈んでいる時に、あなたが顔をみせることが、友達にとって、どれほどの心の支えになることか。
 

「お通夜に行くべきとして・・・なんて言ったらいいの?」
「香典って、いくらぐらいが相場なの?服装やマナーは?」
 

今回は、友達の親のお通夜には行くべきなのか、また参列するときの、疑問やマナーについて書いていきます。


友達の親のお通夜は行くべきか?

悩む女性

親戚や職場の方と違い、友達の親となると、少し関係性が複雑で、お通夜に行くべきかどうか、戸惑ってしまいますよね。
 

そもそもお通夜とは、親族や生前親しかった人たちが、故人と最後の夜を過ごす、お別れを言うためにある儀式といえます。

そういうと余計に、親しかったわけではないし・・・と、気後れしてしまうかもしれません。
 

でも、親との急な別れで、お友達はとても悲しんでいると思います。

よほどのことがない限り、お通夜に行ってはいけない場合というのはないので、そのお友達を元気づけるために、ぜひ、顔を出してください。

お友達も、あなたが来てくれれば、きっと嬉しいと思います。
 

また後々、あなた自身も、行っておけば良かった・・・と後悔することはあっても、行かなければ良かった、と後悔することはないと思います。


親が亡くなった友達にかけるべき言葉は?

親御さんを亡くされたのですから、お友達は親族席に座っているはずです。

あなたが、どこからどこまで参列するかにもよりますが、もしかしたら、言葉を交わす機会はないかもしれません。

もし、言葉を交わす機会がない場合でも、目が合った時に、労わりの気持ちを込めて一礼することで、気持ちは十分に伝わると思います。
 

逆に、言葉を交わす機会があったなら、お友達を労わる言葉をあなたの言葉でかければいいと思います。
 

「この度は誠にご愁傷様です・・・」といった形式上の言葉は、受付で言えばいいことで、お友達には言う必要はないと思います。
 

どのような言葉をかけるか、ではなく、どのような気持ちで接するか・・・

一番大切なのは、お友達の気持ちに寄り添うことだと思います。

香典の金額はどうすべき?

香典

あなたの年齢や、おつき合いの深さにもよりますが、友人の親だと、香典の相場はだいたい3000円から5000円といったところです。

しかし「4」という数字は「死」を連想させることから避けるのが一般的ですので、実際は3000円か5000円の二択ということになります。
 

もちろん、香典は気持ちなので、もっと多くても構わないでしょう。

ただ、あまりに多すぎる金額は、逆に相手に気をつかわせてしまうことになります。

一緒に参列する友人などがいる場合、相談して、金額を揃える場合もありますし、何名かで出し合い、連名で出す場合もあります。
 

香典袋(不祝儀袋)は、宗教によってかわってきますが、宗教や宗派をこえて広く使えるのは「白黒結びきり」の水引がついたものです。

表書きを「御霊前」とすれば、ほとんどの場合には使えますが、浄土真宗の場合には「御仏前」、プロテスタントの場合には「お花料」となります。

お通夜が執り行われる式場に電話をかけて、宗派を尋ねるといいでしょう。


友達の親のお通夜に参列するときのマナーについて

友達の親のお通夜でも、通常のお通夜の時とマナーはかわりません。

参列するときの服装は、学生なら制服、社会人なら喪服が一般的です。
 

ただし、お通夜は急なこともあり、仕事帰りにそのまま参列する場合もあるので、必ずしも喪服でなければいけないということはありません。

喪服以外の服装で参列する場合は、結婚指輪以外のアクセサリーは外し、可能な限り、地味めな服装で行きましょう。

女性の場合、ストッキングは黒いものに履き替えるようにしましょう。
 

また、可能ならば、式場には20分前には着いて、お友達や親族の方に、お悔やみの言葉をかけたいものです。

もし、仕事の都合などで遅れる場合は、受付の方に案内してもらい、後ろの方に静かに着席するようにし、ご焼香をさせてもらいましょう。

まとめ

私は先日、一番仲の良い友達の、お母さんの通夜に参列しました。

住んでいる場所が近いというのもありますが、友達とお母さんはとても仲が良くて、月に2,3度は、食事や旅行などに一緒に出掛けるほどでした。

友達のお母さんは、病気療養をしていたわけではなく、寒い日の朝に、急に亡くなってしまったので、友達のショックの受けようは、見ていられないほどでした。
 

お通夜当日、友人の顔を見るまでは、なんと言って励まそう・・・と、色々と考えていましたが、実際に彼女の顔を見たら、名前を呼んで抱きしめることしかできませんでした。

私自身、彼女の泣きはらした顔を見たら、頭が真っ白になってしまい、そばにいる間もかける言葉は見つからず、ただただ、背中をさすっていました。
 

それでも後日落ち着いてから、彼女に会った時に、「来てくれて、顔を見られて、本当に嬉しかったよ、ありがとう。」と言われたときに、行って本当に良かったと思いました。
 

友達の親のお通夜となると、他の親戚の方たち、参列の方たちの手前、気後れしてしまうこともあるかと思います。

それでも、訃報を知ったのであれば、お友達のために、ぜひ、参列されることをおすすめします。
 

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