油返しをしようと思ったけど、やり方がよくわからない!
油返しをする目的って一体何?
鉄のフライパンを使う際に欠かせないのが油返しという作業です。
今回はそのような鉄のフライパンを使用する際に行う油返しのやり方やその目的、また、フライパンの手入れの仕方や焦げ付きの落とし方までご説明してみましたので、ぜひ、ご参考にしていただけたらと思います。
Contents
油返しのやり方ってどういうもの?
油返しのやり方の手順は、
- フライパンを、弱火または中火で温めたのち、油を大さじ1杯分入れる。
- 弱火または中火にし、フライパンを傾け全体に油をなじませる
- 全体に油がなじんだら火を止め、油をオイルポットに捨てる
以上となります。
※新しい鉄のフライパンの場合は、空焚き、油ならしを一番はじめの調理の際に行います。)
動画だとこんな感じです。
簡単にすると、油をフライパンにしいて加熱してなじませたらオイルポットに戻すといった手順となります。
この油返しですが、目的は、フライパンに野菜などを調理した際に食材がフライパンにくっついてしまうのを防いだり、温度が均等に行き渡るようにするなどといったことがあります。
油返しは上記の目的のためにも、日常、鉄のフライパンで調理を開始する前に行う必要があります。
また、1回で終わるものではなく、調理を初めて開始した日から約1ヶ月間は続ける必要があります。
何回も続けることで、次第に油がフライパンになじんできて、調理の際もフライパンの表面がスベスベすることにより、食材がフライパンにくっつくことがなくなります。
油返しを行う前段階の準備として、鉄のフライパンを購入した際には、はじめに空焚きと油ならしという作業を行います。
新しい鉄フライパンには空焚きと油ならしが必要
空焚きは、鉄のフライパンの表面にある、製品としての錆を防止するために施されている加工を除去するためのものです。
油ならしは、フライパンに油をなじませるために行うという目的は油返しと一緒で、購入して初めて調理を開始する前に行うものです。
油ならしは、油返しと基本手順は同じですが、やる前に洗剤をつけてフライパンを洗ったり、オイルポットに油を捨てたのちにキッチンペーパーで拭くなど、油返しと比べると行う作業が少し多くなっています。
鉄フライパンのお手入れ方法は?
次に鉄フライパンのお手入れの方法を紹介します。
洗剤は使わない
鉄のフライパンのお手入れ方法は、普段は洗剤を使わずに、タワシでこすり、水で洗い流したら、水を拭き取って終了というのが基本です。
洗剤を使ってしまうとフライパンに施した油の膜がはがれてしまうため、そうならないためにも洗剤を使って洗ってはなりません。
水で洗い流した後は、キッチンペーパーなどを用いて、油を少しフライパンに塗っておくと、サビの防止にもなります。
調理が終わったらすぐに水を張る
鉄のフライパンを長持ちさせるためには、その他のお手入れも必要です。
調理が終わり、食材がフライパンについている場合でそのままにしてしまうとその食材がフライパンにこびりついてしまうため、調理後はすぐにフライパンに水を張るようにしましょう。
ただし、加熱後急冷すると形が変形してしまうこともありますので、フライパンの温度が適度に冷えてきてから行うようにします。
油を使って調理をする際は、フライパンの温度も重要で、低い温度のままフライパンで油を熱していると、その後食材を調理する際にくっつきやすくなってしまいます。
ですので、フライパンに油を入れたのちは煙がゆらゆらと立つくらいまで温め、それから食材にあった温度で調理を行うのが良いとされています。
また、そのように調理に適した温度で調理をするようにすると、鉄のフライパンの特性である熱の伝わりやすさにより急激に温度が高まり、食材がこびりついてしまうのを防ぐことができるのです。
もし汚れがひどくなってしまった場合は、中性洗剤をつけてスポンジなどで洗い、終わったら、再度、油ならしをするのもありです。
基本洗剤は使ってはいけませんが、どうしてもという場合はこのように使ったあと油ならしを行えば問題ありません。
とはいえ油ならしは結構めんどくさいので洗剤は使わないに越したことはありません。
基本どんな汚れもお湯で汚れを浮かしてたわしでゴシゴシ擦れば落ちますしね。
鉄のフライパンの焦げ付きの落とし方は?
鉄のフライパンに焦げ付きがついてしまった場合には、まずは、水をフライパンに入れ、加熱して放置するという方法を試してみます。
その後にたわしで擦れば、大概の焦げ付きは落とすことができます。
それでも解決しなかった場合にはいくつか方法があります。
重曹を使う方法
現在使用している鉄のフライパンよりも大きいサイズのものに水を入れた後に重曹を入れ、鉄のフライパンをその中に投入し、加熱したら放置します。
数十分ほどが経過したら、タワシやスポンジなどでこすると焦げ付きが取れます。
日光に当てる方法
焦げ付きがついた鉄のフライパンを日光に1日中あて、日光が出なくなったらいったん水を入れて、再度次の日に日光に当てると焦げ付きがはがれるようになります。
卵の殻を使用する方法
卵には適度に、フライパンを磨いてくれる働きがあるため、砕いた後スポンジなどにつけてこすると焦げ付きが落ちて行きます。
酢を使って落とす方法
フライパンに水を入れたのちに、酢を大さじ一杯程度入れて加熱し放置して、冷やした後にこすると焦げ付きが落ちるようになります。
空焚き
焦げ付きをさらに熱して焦げ付きを落とす方法で、フライパンに何も入っていない状態で塩を少しふって加熱し、水で冷やしたのちにスポンジなどでこすります。
以上が鉄のフライパンに焦げ付きがついて場合の落とし方となりますが、焦げがつかないようにするための予防法もいくつかあります。
焦げ付きが起こらないようにするためには、食材をフライパンで調理する前に火をしっかりフライパンに通すこと、調理後は食材をフライパンに入れたままにしないこと、また、油返しを行うのを忘れないことなどが挙げられます。
焦げ付きが頻繁に起きてしまうという方は、今一度、これらの予防法をしっかりとできているか確認するようにしましょう。
まとめ
油返しは、基本、油をフライパンに入れて加熱し終わったら、入れた油をオイルポットに戻すというやり方になります。
筆者は以前料理をした際に、油返しをしないまま行っため、焦げ付きがひどく、落とすのにとても苦労した経験があります。
鉄のフライパンは油返しなどを行い、適切な管理をすれば長く使い続けられるものであり、フライパンに含まれる鉄分が溶け出したりといいことがたくさんあるものです。
ぜひ、この記事をご参考にし、鉄のフライパンを使って料理を楽しんでいただけたらと思います。
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