朝、家を出て、しばらくしてからふと
「あれ、電気消してきたっけ?」
と不安になったことはないですか?
部屋の電気だったりテレビだったりはまだしも、こたつやストーブをつけっぱなしだったかも!なんて日には一度帰るかどうか本気で迷っちゃいますよね。
もしも、もしも本当につけっぱなしにしてしまった場合。
一番心配なことって、やっぱり
「火事が起きてしまうのでは!?」
ということじゃないでしょうか。
そりゃ電気代だって気になりますが、今月の電気代の請求がば~んと跳ね上がったからと言ってただちに死ぬわけじゃない。
でも火事になったら、大事なものがみんな燃えてしまうし、最悪ひとの命にかかわります。
だからこそ、電気をつけっぱなしにしたかも?と思う日は、家に帰るまでずっと内心ドキドキです…。
だけど第一に、電気をつけっぱなしにしたら本当に火事になるんでしょうか?
正しいリスクを知らないと、ただやみくもに怖がってしまうことになりますよね。
それじゃ心配で心臓がもちません…。
そこで今回は、電気のつけっぱなしで火事になるのか?ということと、いろいろな家電の火事のリスクを確認していきます。
また、転ばぬ先の杖!そもそもの電気の消し忘れを防ぐ方法もご紹介しますね!
Contents
部屋の電気(蛍光灯・白熱灯)のつけっぱなしは火事の元になる?
まず照明と言って思い浮かぶのは蛍光灯と白熱灯ですが、これらはそれぞれ「発光する原理」が異なります。
そのため火災のリスクを判断するときのポイントも少し異なりますので、一つずつ見ていきましょう。
蛍光灯の場合
蛍光灯は、光を発する原理からいってあまり強い熱を発することはありません。
実際には全く熱くないわけではないですが、せいぜい手で触れる程度の熱さでしょう。
ですから、きちんと整備・点検されている状態であれば多少のつけっぱなしで火災の原因にはなりにくいといえます。
しかしそんな蛍光灯も、火災の原因になることはあります。
それは、器具の安定器が経年劣化により破損していた場合です。
およそ10年以上使用している蛍光灯照明は発火リスクが高い、と言えるでしょう。
白熱灯の場合
つぎに白熱灯ですが、こちらはフィラメントに電気抵抗を発生させ、数千度の高温になることで光を発生させています。
つまり火災の原因にもなりやすい、ということです。
電球の近くに可燃物があったりすると特に危険ですので、気を付けましょう。
風にあおられた洗濯物が白熱灯に覆いかぶさって火災が発生した、という事例もあるそうです。
白熱灯の周囲の環境には、気を配るようにしてくださいね。
LEDの場合
最近では、ご自宅の照明をLEDに交換している方も多いでしょう。
LEDは非常に熱効率のいい照明で、蛍光灯と同じく基本的に発熱しにくくなっています。
しかし、もともと蛍光灯がついていたところにLEDを付け替えた、という方は注意が必要です!
蛍光灯の照明器具には
- スタータ式(グロウスタータ式)
- ラピッドスタート式
- インバーター式(半導体式)
の3種類があります。
それぞれの点灯方式に対応したLEDランプを取り付けないと、内部に電圧がかかりすぎることで発熱し、火災に至ってしまうことがあるのだとか。
さいきん蛍光灯からLEDに切り替えた方は、一度ご自宅の照明器具と合っているか確認されることをおススメします。
家庭内でつけっぱなしによる火事 の危険性が高い家電は?
家電の中で火災の原因になりやすいものといえば、やはり熱を発するものでしょう。
とくに電気ストーブは、冬場の火災の原因になりやすく、各自治体の消防局から注意喚起が出るほどです。
また、こたつや電気こんろも、各統計に火災の原因としてよく見受けられます。
しかし、どの家電にしても言えることは、
- つけっぱなしにしないこと
- 家電本体の整備・点検や周囲の環境(燃えやすいものが近くにないかなど)
によって、かなりリスクを低くできるということです。
やっぱりそもそも、つけっぱなしにしないことが大事!
ということで、次は電気や家電のつけっぱなしを防ぐ方法を紹介していきます!
電気や家電のつけっぱなしを防ぐ対策を紹介!
電気をつけっぱなしにしないために、どんな対策ができるでしょうか?
探してみると、便利な商品がたくさんあるようです。
人感センサー
照明の中ではリスクが高い、白熱灯。
おうちの中で白熱灯が使われていることの多い場所といえば、トイレではないでしょうか。
そして、照明の消し忘れが最も多いと思われるのも、トイレの電気。
そんなトイレの電気のオンオフ、いっそのことセンサー任せにしてみませんか。
人を感知すると点灯し、居なくなると消灯。
取り付けも簡単で、オンオフ自動でやってくれるセンサーが、2000円前後から購入できます。
ELPA センサー付ソケットアダプター SA-26AJB
さらにLEDでは、電球自体にセンサーが付いたものもあります。
こちらも2000円前後から購入できるようです。
アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付 口金直径26mm 60W形相当 昼白色 LDR8N-H-S6
電源タイマー
電球以外の家電には、電源タイマーを設置してみてはいかがでしょうか。
これは、設定した時間が経過すると電源をON、もしくはOFFにしてくれるタイマーで、コンセント部分に設置します。
ワット数などが規格に合えば、さまざまな家電に対応しますので、発熱する家電など、特に心配な部分にいかがでしょうか。
こちらも1000円台から購入できます。
パナソニック(Panasonic) ダイヤルタイマー(11時間形) WH3101BP 【純正パッケージ品】
張り紙…インテリアに溶け込むオシャレなデザインも
便利な製品にばっかり頼っていてはいけない!と自力で頑張りたい派の方もいらっしゃることでしょう。
そんな方には、うっかり消し忘れてないかを注意してくれる張り紙!なんかもいいかもしれません。
とはいえ、A4の白い紙に筆やマジックで「電気消すこと!」などと書いた張り紙を張ってしまった日には、どんなに部屋をオシャレにしてても台無しですよね。
数年前から広まりだしたウォールステッカー。
おしゃれな切り絵を壁に貼る感覚で楽しめるウォールステッカーにも、電気の消し忘れを注意してくれる、おしゃれだったりかわいいデザインのものがいろいろあります。
これならインテリアにもなじんで、おしゃれな部屋にもぴったりです。
かわいいクリエイティブスイッチステッカーはヒントウォール保育園の装飾を切り替え -象
東洋ケース ウォールステッカー エコライフキッズOFF3 WS-ELK-09
まとめ
ここまで、電気をつけっぱなしにしてしまった場合のリスクと特に気を付けるべき家電、そもそもの消し忘れを防ぐ方法を紹介してきました。
照明であれば、
- 蛍光灯とLEDは火災リスクは低いものの経年劣化と点灯方法が一致しているかにそれぞれ注意が必要であること。
- 白熱灯は高熱を発するので火災リスクが高く、近くに燃えやすいものがないかなどの確認が必要。
家電においては、
- 熱を発する製品は実際に火災の原因になっていることが多いので注意が必要。
そしてそもそもの消し忘れを防ぐ方法については、便利な製品や、消し忘れを注意してくれる表示についてご紹介させていただきました。
私、朝はいつもギリギリになりがちで、バタバタと家を出る羽目になるからなのか…。
年に10回くらいはあるんですよね、消し忘れが心配な日が。
駅のホームあたりで気づいて、それからもう頭の中では悪い想像が広がってみたり、いやいや大丈夫落ち着こうっていいほうに考えてみたり。
そんな精神修行をするよりなにより、きちんと備えておけば消し忘れはかなり防げますし、リスクを正しく把握していれば、確認しに帰るべきかどうかの判断も正しく行えます。
皆さんも電気の消し忘れを防いで、安心していい一日をお過ごしください。
もしも「しまった!」という日があっても心配しすぎなくていいように、電気や家電回りの整備や整頓をしっかり行っておけば、さらに安心ですね。
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トラブル対処法カテゴリーでは、その名の通り、なんらかのトラブルに遭ったときの対処法をまとめた記事を掲載しています。
たとえば
「道路に財布を落とした」
「暖房が効かない」
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