自宅でも外でも、大小さまざまな蜘蛛を見かけますよね。
家の蜘蛛は害虫を食べてくれるので私たちにとっては普段は何の害もなく、むしろいい存在なのですが、蜘蛛は私たち人間にもかみつくことがあります。
蜘蛛に噛まれると、どんな症状が現れるのでしょうか?
今回は、そんな蜘蛛に噛まれてしまったときに現れる症状や正しい対処法、噛まれてしまうと危険な種類の蜘蛛などをご紹介したいと思います。
蜘蛛に噛まれた時の症状!
蜘蛛に噛まれてしまったら、いったいどんな症状が現れるのでしょう?
まず蜘蛛に噛まれると、針に刺されたような痛みを感じます。
蚊に刺されたような跡、穴が開いたような跡、水疱ができる跡など、跡のでき方はさまざまです。
蜘蛛は見た目通り小さいものが多いので、ほとんどの種類の蜘蛛は噛まれてもほとんど大きな害になることはありません。
毒の少ない蜘蛛の場合は跡ができて腫れが数時間から数日残る程度の症状で治まります。
毒の強いものでも、痛みや腫れ、水疱ができることがあります。
蜘蛛は噛む力がないので、毒があっても肌の深くまで届くことがあまりないんですね。
逆に痛みが患部だけでなく、全身にまで広がってしまったときは、強い毒性があるということなので非常に危険です。
人によってはアレルギー反応を起こすことがあり、ご紹介した以上の症状が現れることもあります。
ひどい場合には、アナフィキラシーショックで意識を失ってしまったり、呼吸が困難になってしまうことも。
あまりにも痛い、腫れている、その症状があらわれて危険だと思った場合は、すぐに病院を受診して診てもらうようにしましょう。
蜘蛛に噛まれた時の対処法!
蜘蛛に噛まれるとそこに蜘蛛の体毛が残ってしまっている可能性があります。
まずは最初にその蜘蛛の体毛を取り除かなければならず、テープを使うと簡単に取り除くことができます。
蜘蛛の口は、いくら毒がなくてもやはり清潔なものとはいえません。
蜘蛛に噛まれてしまったら、その蜘蛛に毒がある、ないに関わらず、できるだけはやく傷口をキレイに洗い流しましょう。
洗い流したら幹部を冷やすことで、痛みを和らげましょう。
かゆい場合でもかいてしまうと傷を広げ炎症をひろげてしまうので、決してかいてはいけません。
先ほどもご紹介したように、危険な場合もありますので症状次第では自分で何とかしようとせずに、病院で診てもらいましょう。
噛まれると危険な蜘蛛の種類は?
蜘蛛のほとんどには毒がなく無害なものばかりですが、中にはとても危険な種類の蜘蛛もいます。
毒の強い種類の蜘蛛は基本的に外来種のもので、ペットとして輸入されたものが野生化してしまったケースが多いです。
では危険な蜘蛛には、どんな種類の蜘蛛がいるのでしょうか。
ハイイロゴケグモ
主に熱帯夜地域に生息している蜘蛛で、日本では1995年に初めて神奈川県で発見されて以来、13都道府県で発見されています。
この蜘蛛はオスはほとんど毒がなく無害ですが、危険なのはメスの方です。
しかもオスは6~9mmと大きめですが、メスは3~4mmと非常に小さいので見つけることも困難なので、気が付かずに噛まれてしまう可能性もあります。
灰色もしくは茶褐色の丸いからだが特徴で、死亡例はないものの最悪で筋肉麻痺の症状が出ることがあり、痛みが数日から数週間続きます。
セアカゴケグモ
日本の47都道府県中なんと42都道府県で発見されている蜘蛛で、最初に大阪で発見されてからは日本中で見られるようになりました。
ハイイロゴケグモと同様害があるのはメスのみで、オスには全く毒がありません。
こちらはメスの方が7~10mm、オスの4~5mmに比べて一回り大きいサイズとなっています。
噛まれたさいに鋭い痛みがあり、腫れあがって筋肉麻痺の症状が出ることもあり、発生源のオーストラリアでは1956年ごろにこのセアカコケグでの死亡例もあるそうです。
カバキコマチグモ
ハイイロコケグモ、セアカコケグモが外国産の蜘蛛なのに対し、こちらの蜘蛛は日本産の蜘蛛です。
先ほどの2種類の蜘蛛に比べてメス12~15mm、オス8~13mmと大きめで性別関わず毒があり、世界の猛毒ランキングの6位にもランクインしているほどです。
沖縄以外の46都道府県に生息していますが、まだ死亡例はでていません。
頭痛や発熱、嘔吐などの症状があります。
まとめ
- 蜘蛛に噛まれると最初は痛みを感じ、腫れや痛み、かゆみを感じることがある
- 多くの蜘蛛は毒もなく、毒があっても肌の奥まで届かないので、軽い症状で済む
- 蜘蛛に噛まれてしまったらまずテープで体毛を取り除き、水で洗い流して冷やす。
- 外来種の蜘蛛には毒の強い種類がるので、症状が危険だと感じた場合はすぐに病院を受診する
外来種の蜘蛛とか怖いですね。
蜘蛛に噛まれてしまった際は重症になることはあまりありませんが、すぐに手当てして万が一にも重症化しないよう注意しましょう。
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