それは、ある日突然やって来る・・・!
気ままに過ごしていた休日、はたまた大慌てで出かける準備をしていても、シャワーを浴びていたっておかまいなし。
ガチャガチャッという音とともに、勝手に鍵を開けて入って来る、そいつの名は!
―――管理人!!!
いや、本当に!
誰も帰って来るはずのない時に、急にガチャガチャされるのって怖いんですよ(;´Д`)
私の場合は、酔って帰ってきたお隣さんが、勘違いして頑張っていただけだったのでドアは開かなかったんですけど(^^;)
でも実際には、借主に無断で鍵を開けて入って来る管理人ってわりといるみたいです!
自分の家でもないのに、勝手に入る管理人に当たってしまったら、どうしたらいいのでしょうか!?
Contents
管理人が賃貸の部屋に勝手に入るのは犯罪?
管理人が、家に勝手に入って来る!!
入られる側としては、正直たまったものではありません(+_+)
ですが、正当な理由があれば犯罪にはならないのです。
管理人が借主に無断で部屋に入っても許されるケース
水漏れ、ガス漏れ、火災などの緊急を要する場合には、民法上の「保存に必要な行為」として立ち入りが許されます。
つまり、入居者が不在だからといって、戻ってくるまで放置できないケースですね。
また、離れて暮らす家族などから安否確認を求められた場合なども、要請を受けてやっているわけですから文句をつけるのは筋違いでしょう。
管理人が借主に無断で部屋に入ってはいけないケース
裏を返せば、上記のような緊急性の高い事案以外、たとえ管理人であろうと、勝手に部屋に入ることはできません!
賃貸契約が結ばれた時点で、借りた空間は借主が「排他的に支配できる」ものです。
つまり、勝手に入ることは刑法上の住居侵入罪に当たります。
また、プライバシーの侵害や、場合によっては損害賠償請求の対象となることもあるでしょう。
勝手に入られたら警察に連絡してもいい?対処法は?
管理人であろうと、大家さんであろうと、緊急時以外に貸した部屋に勝手に入れば犯罪です!
まして、「管理人」という肩書があるだけで、私たちは相手のことをほとんど知りません。
もし知らない人が、勝手に部屋に入ってきたら・・・。
間違いなくコワイ(;゚Д゚)
当然、警察に通報しますよね!?
入ってきたのが、たまたま管理人の仕事をしている人だろうと、同じことです。
また、その管理人を雇っている管理会社などにクレームを入れるのも一つの方法です。
なにしろやっていることが犯罪レベルなのですから、「すぐに対応してくれないなら警察を呼びます!!」などと強気に出た方がいいでしょう。
会社にとって緊急性のない問題だと認識されたり、相手に問題意識が働かなかったりする場合、適当にごまかされてしまう可能性もありますから・・・(;´д`)
特に、地元密着の小さい不動産会社が仲介しているところだと、借主だけでなく、大家さんにもなあなあな関係を強要してくることがちらほらありますよね(^_^;)
以前私が賃貸で住んでいた分譲マンションでは、所有者である大家さん宛の封書が投かんされることが度々ありました。
おおかたはマンションの管理組合からのお知らせや、不動産売買に関わる広告のようなものでしたが、独断で処分するわけにもいきません。
仕方がないので、仲介してもらった会社に持参して相談したところ、「そういうのはいらないわよ。捨てちゃって!」とその場で破り捨てられてしまいました。
え~・・・!?Σ(゚Д゚)
こちらとしては、大家さんに対して、手紙類が自宅に届くような手配をするように伝えてほしかったのですが・・・。
自分がやられる側だったらと思うと、ちょっぴり不信感がわいてしまいます。
そして、処分のたびに罪悪感が(>_<)
一方で、その後、借りている部屋の一部が故障してしまったとき。
また例の不動産会社に相談しましたが、なかなか対応してくれません。
何度も電話するうちに、ついには「大家さんの経済的な理由で、当分修理できない」と説明されびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!
「そうかぁ、大家さんにもいろんな事情があるんだなぁ・・・」とは思いましたが、それでは私たち家族の生活に支障をきたしてしまいます。
私が電話口で困っていると、続けてこう言われました。
―――今回の修理はうちで立て替えますから。
そういうわけで、その不動産会社の豪気なおばちゃんは、10万もする修理費用をパッと肩代わりしてくれたのでした(@_@;)
「貸した部屋に勝手に入る」のは論外ですが、ほんの少~し境界があいまいな管理人も、付き合いが深くなるにつれて頼もしい存在になるかもしれないことは、なんとも否定しきれません。
分譲マンションでも管理人が鍵を持っていることはある?
分譲マンションの場合、一般的にマスターキーは存在しません。
管理会社も、そのマンションの共用部分を管理しているのであって、各家の中までは手を出しませんからね(^-^)
万一非常の際には、窓ガラスを割って入るなどの対応をされるようですよ。
しかし一部には、非常事態に備えて、マスターキーが存在する分譲マンションもあるようです。
分譲マンションで、新たにマスターキーを作りたいとなった場合、所有者全員から同意を得る必要が出てきます。
ですから、そういう話が検討されているならば、原則的には所有者に意思確認の書類などが届いているはずですね。
注意すべきは、あなたが分譲マンションを中古で購入した場合。
マスターキー導入当時の所有者がOKしていれば、マスターキーが存在している可能性はあります。
契約書だけでなく、区分所有者向けの文書などもしっかり確認しておきましょう。
まとめ
鍵を預かっているからといって、緊急の場合以外で管理人が勝手に部屋に入るのは犯罪です!
警察に連絡してもかまいません。
事前の連絡もなしに勝手に家に入られるのは、在宅していても、何が目的かわからず怖い。
留守中に出入りしているとしたら、もはやストーカーなみに怖い。
ですから、相手が管理人だからといって、ガマンする必要はありません(^-^)
私が一人身の頃に借りていたワンルームマンションは、たまたま新築できれいでしたが、物干し竿がありませんでした。
近くに売っているところもない田舎だったので、洗濯ロープを使ってみたりしましたが、たわんで干したものが下についてしまい、うまくいきません。
一人暮らしなんてこんなものか・・・とあきらめかけた頃、不動産会社から電話が入りました。
――—「大家さんが全部屋に物干し竿をプレゼントしてくれるそうです。明日在宅できますか?」
以前、大家さんとの日常を描いた芸人さんのマンガが話題になりましたが、管理人や大家さんにも、いろいろな人がいます。
人に貸すための家を持っていれば、どんな人でも大家になれます。
管理人だって、その道のプロを目指して長年勉強を重ねてきたなんていう人はまれで、多くは他の業種を退職してきた人たちです。
手放しで相手を信用できないのは寂しいことですが、住んでいる人との距離感がおかしい場合にはこちらから主張しなければなかなか変わっていきません。
反対にそこに信頼関係があれば、年配の一人暮らしの方などは「むしろ毎日顔を見に来てくれた方が安心」と思うかもしれませんよね。
勝手に入って来るような、常識のない管理人には交代してもらいましょう!
そしてきっと、次は良識のある管理人が来ますように!!
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