冬場の乾燥した時期、寒さでエアコンをつけたら部屋が乾燥して、肌はカサカサ、のどはイガイガ…。
そんなときは加湿器をつけたくなりますよね。
乾燥した空気の中ではウイルスも飛散しやすくなりますので、風邪をひいてしまわないためにも加湿器で湿度を上げておくことは有効です。
特に小さなお子さんのいらっしゃるご家庭や、のどの弱い方などは積極的に使っている、という方も多いのではないでしょうか?
ところでその加湿器、最後にお掃除したのはいつですか?
もしかして、シーズン初めと終わりだけ掃除するけど、それ以外は何か月もそのまま使っている…」なんてことはないですか?
水を入れるためにタンクを取り外したときなど、タンク周辺に何か固そうなものがこびりついていたりしますよね。
もしくは、内部を触ったときにぬるっとした感触があったり…。
なんとなく、あちこちピンク色がかって見えたり…。
それ、放っておくと大変なことになるかもしれません!
家族の健康のために加湿器を利用しているつもりが、掃除を怠ったためにとんでもないことに!ということもあり得るのです。
この記事では、加湿器の掃除方法から、加湿器の水垢の正体、水垢が起きにくくするためにはどうしたらいいのか?をご紹介したいと思います。
加湿器の水垢の掃除方法
さて、放っておくわけには行かないとはいえ、加湿器のあちこちにこびりついたこの固い物体…どうやったらきれいになるのでしょうか?
実はこの汚れ、「クエン酸」を使うことできれいに取れるんです!
クエン酸を使ったお掃除方法
- まずは加湿器の各部品を取り外します。
- つぎに、水1リットルに対してクエン酸15gをとかしたクエン酸水を作って、水垢のついた部品をつけ置きします。
- およそ3時間経ったら水ですすぎます。細かい部分は使い古した歯ブラシ等でこすってください。
- あとはよく乾燥させましょう。
以上です、思っていたより簡単でしょう?
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸によって柔らかくなり、取れやすくなるんです。
クエン酸はスーパーやドラッグストアで買えます。
掃除の仕上げにアルコール消毒を
ここまででもある程度きれいにはなっているはずですが、より安心して使用するためにはいちどアルコール拭きしておくことをおススメします。
お掃除の最後にアルコール除菌してからかわかすことで、雑菌の繁殖を抑えることができます。
アルコール消毒液はドラッグストアなどで買えます。
加湿器に水垢が発生する原因
加湿器に発生する汚れの中で、こびりついている白い塊のようなものは、いわゆる水垢です。
水垢は水道水の中に含まれるミネラル分が濃縮して固まったもので、それ自体は害があるわけではないのですが、雑菌の温床になります。
他にも、加湿器の内部を触ったときにぬめりがあったり、ピンク色のねばねばしたものを発見したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ピンク色のねばねばがある場合は、そこに「セラチア菌」という菌が発生している可能性があります。
セラチア菌は大腸菌に近いもので毒性は弱いのですが、お年寄りや免疫の弱っている人の体内に侵入すると肺炎や敗血症を引き起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
また、加湿器内にぬめりや水垢が発生しているという状態は、カビなどが発生する前段階といえます。
加湿器内に発生したカビは、加湿器の蒸気とともに部屋中に飛散してしまいます。
カビが飛び回っている室内…想像しただけで、おもわず息を止めたくなってしまいませんか?
時々のお掃除以外にも、そもそも水垢が発生しにくい状況で加湿器を使用することができれば、さらに安心ですよね。
次は、水垢の発生しにくい加湿器の使用方法についてご紹介します。
加湿器の水垢の防止方法
水垢もぬめりも、加湿器に水が付いたままの状態で放置しておくことから発生しています。
ですから、使用後にきちんとタンクを乾かしたり、水滴を拭いておく、という日頃のひと手間でかなり違ってきます。
特に、タンクの水は毎日取り換えましょう。
使用後には水を捨て、乾かしておく、という習慣があればカビの発生にはかなり効果的です。
雑菌の温床になりやすいぬめりタイプの水垢対策としては、銀イオンで菌の繁殖を防ぐような商品もあります。
ブリッジメディカル Ag+ 銀イオンパワー 加湿器キレイ 加湿器のタンク内の雑菌の繁殖防止剤
まとめ
今回は、加湿器にこびりついてしまっている水垢のお掃除方法と水垢の正体、水垢の予防方法についてお伝えしました。
- 加湿器のお掃除にはクエン酸がとっても便利!
- 雑菌対策には、仕上げのアルコール拭きが有効。
そして水垢の原因として、
- 白くてかたい塊のようなものは、水道水のミネラル分が凝縮して固まったもの。
- ぬめりやピンク色のねばつきには、健康に影響のある菌が発生している可能性がある。
ということをお伝えしました。
そして、水垢を発生させないためには毎日タンクの水はいれかえたりタンクを乾かしたりすることと、加湿器用の抗菌剤もご紹介しました。
今回、この記事を書くにあたって、自分の家の加湿器の中をおそるおそる覗いてみました…。
「うわっ…」と思わず声が出ました。
タンクの下の、水のたまったトレイなんてもう…。
いえ、今までも「汚れてるな~そのうち掃除しなきゃな~」と思ってはいたんですがね。
この汚れの正体を知ってしまうと、今すぐ掃除しなきゃ!という気持ちになってしまいました。
とりあえず、取り外せるところもトレイも、全部クエン酸水に沈めます。(笑)
加湿器は、正しく使用すればのどにやさしく、風邪予防にも効果的な便利な家電です。
皆さんも是非、加湿器を清潔に保って健康に過ごしてくださいね!
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