小学生や中学生の時に多くの人が経験したであろう家庭訪問。
「先生が家に来る!」「なんて言われるんだろう・・」なんて、非日常感にドキドキそわそわした思い出があります。
でも、そわそわしているのは子供だけではありません。
我が子のどんな話をされるのかということに加えて、「担任の先生に失礼がないようにしないと!」と保護者は子供以上に身構えているのです。
玄関先で家庭訪問を済ませる時はどうしたらいいの?
お茶やお菓子の用意は?
うちの玄関狭いんだけど・・
今回はそんな悩める保護者の方のために、家庭訪問を玄関先で済ませる時のマナーについてまとめました!!
Contents
家庭訪問を玄関先で済ませる時のマナーとは?
以前は客間やリビングに先生に入ってもらい、お茶やお菓子を出してもてなすのが定番の家庭訪問のスタイルでした。
しかし、現在は先生も保護者も時間の限りがあることなどの理由から室内に入らず玄関先で短時間で済ませるケースが増えています。
「時間をかけて子供のことを聞きたい」と思う方もいるかもしれませんが、学校からの通知やお知らせがあった場合はそれに従い玄関先で対応しましょう。
それではそんな玄関先での家庭訪問の時のマナーをご紹介していきます!!
目線の高さを合わせるためたたきに降りる
玄関だと立って話をする場合がありますよね。
ご家庭の玄関がもしバリアフリーになっていて段差がなければ問題ありませんが、廊下とたたきの部分に高い段差があるご家庭が多いのではないでしょうか。
そのまま話をすると、先生を上から見下ろすかたちになってしまい失礼にあたるだけでなく、威圧感を与えてしまいます。
保護者もたたきに降りることで目線の高さを合わせられるので、そのようにすると良いでしょう。
たたきが狭く2人で立つのが難しい場合は、たたきを降りずに膝をついて話を聞くというのも一つです。
座布団を敷く
座布団を置くスペースがあるのであれば廊下に座布団を敷いて座ってもらいましょう。
その場合は、事前に座布団を敷いておき先生に勧めます。
先生が座布団に座るときは、保護者も座って話を聞くことで目線の高さを合わせます。
椅子を用意する
玄関にスペースがあるのなら椅子を用意するのも良いでしょう。
落ち着いて話しをすることが出来、テーブルは置かないのでお茶菓子等の心配もありません。
大切なのは目線の高さを合わせて話をするということです。
文字通り、上から目線だと誰しも良い気分ではありませんよね。
少しの配慮をすることで、お互いに気持ちの良い家庭訪問になります!!
飲み物やお茶は出すべき?
家庭訪問で先生を迎える時に悩むのが、お茶やお茶菓子ですよね。
最近は簡略化されている家庭訪問ですが、実際には半数ほどのご家庭ではお茶やお菓子を出しているということです。
しかし家庭訪問のお知らせに「お茶やお菓子は受け取れません。」という一文が事前に書かれているケースがあります。
その場合は準備しておく必要はないでしょう。
先生は一日に何件もの家庭を訪れるので、毎回頂いているとトイレが近くなったりおなかも苦しくなります。
また、過剰なもてなしを控えてもらう意味合いを込めて書いてある場合もあるので学校からのお知らせの通りにしてください。
もしそのような文言が書いていないのならあらかじめ用意しておき先生に勧めても大丈夫ですが、無理強いすることのないようにしましょう!
ただ、好意で出す物なので、忙しく準備が間に合わなかったりする場合に出さなかったとしても失礼にはなりませんよ。
玄関が狭い時はどうしたらいいの?
アパートやマンションなど、玄関にスペースがないことがありますよね。
そのような時はどうしたらよいのでしょうか?
座布団・お茶はいりません
座るスペースがない時は立ったままで良いでしょう。
無理に座布団を用意しても不自然ですし、立ち話なのでお茶菓子等も出さなくて大丈夫です。
リビングへ案内する
ドアを開けてスペースを広げるという方法もありますが、隣近所との距離が近いと声が筒抜けになってしまいますよね!
家庭訪問ではプライベートな話も多く、他人に聞かれるのは避けたいところ。
そんな時はリビングに通しましょう。
異性の先生に対応する場合は、部屋を閉め切らずに子供と一緒に話を聞いたりする配慮が必要です。
共有スペースを利用する
マンションの1階等には住人が自由に利用できる共有スペースがあり、ソファなどが備え付けられている場合があります。
学校や先生によって方針ややり方は様々ですが、特別な事情での訪問でなければ通学路の確認・地域の確認を家庭訪問の目的としていることが多いので、部屋まで来てもらわなくても共有スペースなら目的は達成できるはずです。
共有スペースの利用に予約が必要な場合は、家庭訪問の日時が決まった時点で忘れずに予約を入れるようにしてくださいね!!
まとめ
今回は家庭訪問を玄関先で済ませる時のマナーについて書かせていただきました!
玄関で家庭訪問を行う際は先生と目線の高さを合わせたり、家によっては椅子や座布団を用意するなど、失礼のないように対応する必要があることがわかりました!!
何事にも事前の準備が必要ですね。
子供も保護者も先生もかしこまってしまう家庭訪問・・
大変な一日ではありますが、子供のために来てくださっているということを忘れずにお互いに気持ちよく済ませたいと思います。
この記事があなたのお役にたてたら幸いです!
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