ふと気が付くと、お風呂場やキッチンに黒くて小さい点が見え、よく見てみるとコバエだった、なんてことはありませんか?
どんなにキレイに見える家の中でも、どこからかコバエが発生してしまうことがあります。
掃除をサボっているわけでもないのに、コバエはどこからやってくるのでしょうか?
今回は、そんな家の中に湧いたコバエの発生源と原因、その対処法をご紹介したいと思います。
家にわくコバエの発生源と発生の原因は?

実はコバエというハエは存在しません。
コバエとは小さいハエ全般のことを指し、家の中に湧くコバエも「コバエ」というハエではないんです。
家の中に湧くコバエの種類は主に、
- ショウジョウバエ
- ノミバエ
- チョウバエ
- キノコバエ
の4種類です。
コバエが発生する一番最初の原因は、やはり何もない場所から生まれるわけではありません。
外からやってきたコバエが家の中のどこかに卵を産み付け、その卵が孵化して成虫となることで、急にたくさん湧いたように感じるのです。
しかも、コバエが一度に産む卵の数はなんと数百個。
最初に気付いたコバエが家の卵から孵化したものであれば、気づいていないだけで家のどこかに数百匹のコバエがいることになります…。
孵化したコバエがさらに卵を産み、その卵から孵化したコバエがさらに卵を産み、その繰り返しでコバエだらけになってしまう可能性もあります。
想像しただけでも恐ろしいですね。
コバエが好んで卵を産み付ける場所は、キッチンやゴミ箱の周り、トイレやお風呂場、虫の死骸や糞の周りなどです。
生ごみや水垢などをエサとするので、その臭いにつられてやってきて、卵を産み落とします。
つまり、見えるところはきれいでも、排水溝の中に水垢がたまっていたり、三角コーナーの生ごみを放置しがちだったりすると、そこからコバエがわいてくるんですね。
家に湧いたコバエの駆除方法!

先ほどにもご紹介したように、コバエはあっという間に繁殖を繰り返し、長い間そのままにしておくと手が付けられなくなるくらい大量発生してしまいます。
そうなる前に、何とか駆除したいものですよね。
そんなコバエの駆除には、コバエ捕獲トラップを設置して対処しましょう。
市販でもコバエ捕獲用のものはたくさんありますが、実は家にあるもので簡単に作ることができます。
コバエ捕獲用「めんつゆトラップ」
材料
- めんつゆ
- 水
- 食器用洗剤
- いらない低めの容器や入れ物
作り方
容器に水とめんつゆを5:1の割合で混ぜ合わせ、食器用洗剤を数滴たらす
たったこれだけです。
これをコバエが発生しやすいキッチンやゴミ箱、トイレなどに設置しておくと、中にコバエがどんどん飛び込んで捕獲することができます。
使用期限は10日ほどが目安で、こまめに新しいものと入れ替えるようにしましょう。
これだけでは対処しきれないくらいにまで繁殖してしまったら、駆除業者に頼まないといけなくなる時もありますので、1匹でも見つけたらすぐに駆除にかかってくださいね。
家にコバエがわかないように予防する方法

家に湧いたコバエは駆除できればいいですが、やはり最初からわかないように予防できるのが一番いいですよね。
コバエの予防には、コバエのエサとなる環境を作らないことが重要です。
例えばキッチンの三角コーナーの生ゴミですが、そのままにしておくと生ごみ臭がコバエを引き寄せてしまいます。
生ゴミは放置せずに出たらこまめに処分する、というだけでも十分な予防法になります。
他にも、排水溝の水垢はこまめに掃除する、フタ付きのゴミ箱で臭いが外にもれるのを防ぐ、食べ残しはすぐにラップをして冷蔵庫にしまう、なども効果的です。
とはいえ、生ゴミはゴミの日までおいておくとどうしても腐ってしまい、臭いを抑えるにも限界があります。
そこでおすすめなのが、「生ゴミ処理機」です。
生ごみ処理機は生ごみを入れると中でゴミ乾燥させてくれるので腐ることがなく、小さくもなるのでゴミの減量にもつながります。
乾燥させた生ゴミは、植物や家庭菜園の野菜の肥料にもなるんですよ。
しかも住んでいる地域によっては生ごみ処理機を買うことで地域の生ごみを減らすために協力してくれているということで、補助金が出ることも。
金額は場所によって違いますが、最大で生ごみ処理機の金額の2/3まで出してくれる地域もあります。
購入を検討している方は、一度自治体に問い合わせてみてくださいね。
まとめ
家に湧くコバエは、
- 生ゴミや水垢につられてやってきて卵を産み付ける
- 放置しておくと繁殖して大量発生
- 駆除には捕獲トラップが効果的
- 生ゴミや水垢をこまめに掃除してコバエの好む環境をなくす
ということでした。
実際に私の家にも夏場はコバエが発生していたので、捕獲用トラップを設置しておいたところ、コバエの数がとても減ったように感じましたよ。
コバエは気分的にも衛生的にもよくないので、見つけ次第すぐに駆除し、なるべく発生させない環境作りを心がけましょう。
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