豆知識

ネジを緩めるのは時計回り?どっちに回すか簡単に覚えるコツは?

かたくかたーく締められ、なんなら軽くさび付いてしまってなかなか動かないネジ…。

緩めるためには、右に回せばいいのか左に回せばいいのか…ちょっと左右にねじってみても、どちらにもびくとも動かないとき。

 

困りますよね、そして、迷いますよね。

 

「えーと、どっちに回せばいいんだったっけ。」

 

どちらかに思いっきり力を入れて回せば緩むかもしれないけれど、間違った方向にねじってしまったら逆効果だし、間違っているのかどうかも、動いてくれない限り分からないですよね。

 

たいていの人は、ネジの回す向きを「なんとなく、感覚で」覚えていることでしょう。

そして、おそらくその感覚は大体の場合あっていると思います。

 

しかし固いネジを相手に、どちらにねじっても動かない…なんてことがあると、うろ覚えの場合にはだんだん自信がなくなってくるのです。

そうこうしているうちに、どっち方向に回せばよかったのか、すっかり忘れてしまったりするんですよね。

 

ネジを緩める方向がどっちだったか、ばっちり覚えていればそんな苦労はせずに済んだはず。

よいしょっ、と疑うことなく力を入れて、あっという間に解決していたかもしれません。

 

実はネジに限らず、ほとんどの「回して開け閉めするもの」は回転の方向が同じ向きになっています。

つまり、ネジを締めたり緩めたりする方向をばっちり覚えれば、固くなった瓶のふたを開けるときも、電球をソケットにねじ込むときも、もちろんネジを目の前にした時も…。

 

「どっちに回せばいいんだったっけ…。」

 

と悩むことがなくなります!

 

それはぜひ覚えておきたい!という気持ちになったのは私だけではないはず。

というわけでさっそく、ネジを締めたり緩めたりする向きについて、一緒にマスターしていきましょう!

 


ネジを緩めるのは時計回り?反時計回り?

ネジを緩めるのは時計回り?反時計回り?

世間には右利きの人の割合が圧倒的に多く、そのため世の中のあらゆる道具は基本的に右利きの人が使いやすいように設計されています。

 

実はネジもそうなんです。

右利きの人が使いやすい向きに設計されています。

 

右利きの人は時計回りの方向に回すほうが力が入りやすいので、ネジは右に回せば回すほど締まるようにできています。

逆に、左に回せば回すほど緩まっていくんですね。

 

右回り、左回りを平面で分かりやすいようにイメージすると、右回り→時計回り、左回り→反時計回りになります。

つまり、冒頭のようにどちらにねじったら緩まるのかわからない、固くしまったネジを緩めたい場合は、反時計回りに思いっきり力を入れてみるのが正解、ということになりますね。

 


ネジをどっちに回すか覚えるコツは?

ネジをどっちに回すか覚えるコツは?

そんなネジの回転方向ですが、いざ!というときになってどっち回りだったのかを思い出せなくなってしまう…これも非常にあるあるですね。

時計回り・反時計回りも、デジタル表示に慣れ切った現代の若者にはピンとこない…なんてこともあるかもしれません。

 

何か、直感的に覚えられる方法はないのか…。

そんなあなたには、「の」を使って覚えるのがおススメです。

 

「の」という文字をよく見てみると、右向きにらせんを描いた形になっています。

ネジは、「の」の向きに回すと締まる、反対向きに回すと緩む…と覚えると良いですよ!

 

実際にこの方法で、ネジは「の」で締まる、という言葉の印象が強く残り、ネジを回す向きを覚えた人は結構多いようです。

 

全てのネジが同じ方向?

全てのネジが同じ方向?

大体のねじは「右ねじ」といって、先ほどからお話している向き…時計回りで締まる、反時計回りで緩む、ようにできているのですが、反対向きのネジをあえて使用しているものもあります。

 

例えば扇風機の羽根を留めているネジは、左ネジです。

これは、扇風機の羽根が右回転のため、留め具が同じ向きの回転で締まっていると徐々に緩みやすくなってしまうため、あえて逆向きに回転するねじを使用しているのです。

同じ理屈で、自転車の左側のペダルにも「左ネジ」が使用されています。

 

扇風機の羽根を掃除するために取り外す時や、自転車を自転車屋さんでメンテナンスしてもらうときなんかにネジの向きに注目してみると、妙に違和感があって面白いかもしれませんね!

 


まとめ

今回は、ネジを締める向き、緩める向きについてお話させていただきました。

いちどしっかり覚えてしまえば汎用性の高い知識ですので、ぜひ時計回りは締まる、反時計回りは緩む…この法則をばっちり覚えておいてくださいね!

 

もともとそんなに固くしまってはいなかったであろうネジを、適当に回してしまったことですんごく固いネジにしてしまうことが時々あったんですが…。

これからはそんな失敗ともサヨナラできそうです。

身近な誰かや、子供がネジを前に迷っているときなんかにも、「の」の方向に回したら締まるよ、と教えてあげるとすごく伝わりやすそうですね!

 

皆さんもネジの向きの法則をしっかり覚えて、ネジをはじめとする日常のいろいろな「回す開け閉め」にスマートに対応してください!

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