病院を受診すると、必ず初診料、もしくは再診料がかかりますよね。
みなさんは、この違いはご存知でしょうか?
同じ病院で診察を受けたのに、また初診料がかかったり、かと思えば再診料だったり、という経験が、わたしもあります。
なんとなくではわかっているつもりでも、実は詳しいことを知っている人は少ない初診料と再診料。
今回は、そんな初診料と再診料の違いや仕組みなどをご紹介したいと思います。
病院の初診料は毎月かかる?初診料の仕組みを調査
初診料が同じ病院でも何度もかかったことがあると、「毎月最初にはらうのが初診料なの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは間違いで、初診料は「保険医療機関において初診を行った場合に算定する」と定められています。
つまり、同じ病院でも初めての病名で受診すると、再診料がかかるようになっています。
同じ症状で受診しても、その病名が違うと初診料が発生するんですよ。
同じ病院だったのに再診料がかかった、という時は、違う病気で受診していたからなんですね。
また、もうひとつ初診料がかかる場合があり、それが受診をキャンセルした時です。
診療報酬では、「患者が任意に診療を中止し、1ヶ月以上経過した後、再び同一の保険医療機関において診療を受ける場合には、その診療が同一病名又は同一症状によるものであっても、その際の診療は、初診として取り扱う。」と定められています。
一度自分で診療をキャンセルした場合、また同じ病名で受診をしても、初診扱いになるんですね。
このように、初診料がかかるときは、同じ病院でも今までとは違う病名だった時、または一度キャンセルをしてまた受診した時、ということですね。
初診料と再診料の違いは?
病院でかかる診察料は、初診料の他にも再診料があります。
この二つの違いはなんなのでしょうか?
もうお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、初診料が発生した時以外の受診料が、再診料です。
初診料と再診料は病名ごとに請求されるので、2つの疾患で病院を受診し、初めての病名と継続している病名だった場合は、初診料、再診料のどちらもかかります。
名前の通り、初診料は初めての病名での初診の際にかかるお金、再診料は2度目以降の再診の際にかかるお金、という違いがあります。
病院によって初診料の金額は違うの?
初診料の値段ですが、いったいどうやって決まっているのでしょうか?
病院ごとに受ける診察の内容も変わるので、初診料も違うのかと思いがちですが、実はどこの病院でも同じ金額です。
みなさんは、病院の領収書に「〇点」という点数が書かれているのを見たことはないでしょうか?
病院での受診料や診察料は。この点数によって決められるのです。
初診料にもその点数があり、282点と決められています。
点数から金額を求めるには1点=10円という計算なので、282点の初診料は2820円ということになります。
しかし、保険が適応される場合は3割負担なので、実際にはらうお金は846円なんですね。
再診料の場合もこの点数があり、再診料は72点、つまり720円になり、保険適応の3割負担にすると216円になります。
初診料は再診料のなんと4倍近くもかかるんですよ。
診察をキャンセルするたびに再診料が初診料になるのでは、とてももったいないですね。
受診料を少しでも安くするには、できるだけキャンセルをしない方がよさそうです。
初診料はどの病院も同じと言いましたが、歯科では保険適応外の値段がかかり、初診で3,000円、再診で1,500円かかります。
大病院などでも紹介状がない場合は、5000円もかかることがあります。
これは、大病院を受けるほどではない人の受診を減らし、必要な人がきちんと処置を受けられるようにするためだそうです。
大病院で紹介状が必要かどうかは、問い合わせると教えてくれますよ。
緊急の場合以外は、はじめは近くのかかりつけ医を受診してから、医師に大病院にいかないといけないと判断されたときのみ受診するようにしましょう。
まとめ
病院の初診料は、
- 初めての病名で病院を受診した時にかかる料金
- 診療をキャンセルした時は、同じ病名であっても初診扱いになる
- 再診料は2度目以降の病名で病院を受診した時にかかる料金
- 初診料は基本はどこの病院でも1点=10円の点数が282点で2820円、保険適応で846円かかる
- 大病院や歯科では保険適応外の初診料がかかることがある
ということでした。
初めての病名の場合というのは名前からも想像しやすいですが、一度キャンセルしてもまた初診扱いになるというのは驚きですね。
初診料は高いので、なるべく再診料で受診したいものです。
初診料は毎月の初めの受診ではなく、初めての症状や病名の場合のみに発生します。
場合によっては毎月どころか同じ月に2回以上初診料が発生することもあるので、診察料が高くなる可能性も考えて、多めの金額を持っていくようにしましょう。
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