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だるまの置き場所はどこ?目入れは左右どっちから?

だるまの置き場所

真っ赤なだるまで大事な願いを叶えましょう!

願いと共に片方に目を入れて、成就がかなったらもう片方の目を入れるのが縁起物のだるまです。

大事な願いが成就する様に、置き場所にも気をつけたいですね。

今回は、だるまの置き場所や目の入れ方、だるまの購入場所について解説いたします。


だるまの置き場所は?

従来は「だるまは神棚の向かって右側」というのが一般的でしたが、現在は神棚のない家も多いですね。

現在のだるまには宗教的な意味合いよりも縁起物としての意味合いの多いものです。

ですから、だるまには絶対にこう祀る、という決まりはありません。
 

神棚がある場合は、だるまは神棚の向かって右側に置きます。

神棚は南側を面しているので、北側に南を向けるか、西側に東を向けておくとされるだるまの置き場所に適しています。
 

神棚が無い場合はなるべく高い場所に白い紙を敷き、その上に置きます。

家族を見守ってもらえる床の間や居間など家の明るい場所の家具の上などがいいでしょう。
 

合格祈願用のだるまは、机の上に置いて願いをいつでも思い出せる様にしてもいいですね。
 

まただるまの色によって適切な置き場所が異なります。

色で違う!だるまの色別ご利益一覧とその飾る場所は?
 

縁起物のだるまのある場所は清潔に保ちましょう。

だるまのホコリもこまめに掃除しましょうね!


だるまを置くのに不向きな場所は?

だるまを置くのに絶対にここ、という場所はありません。

しかし、縁起物で願掛けのしてあるだるまです。

大事に、願いが叶うように扱いましょう。
 

だるまを置くのに不向きな場所は、

上に人が通る所

ちゃぶ台や低いテーブルの上や、階段の下は避けましょう。

不浄な場所

トイレの近くやゴミ箱の近くは避けましょう。

台所

だるまが油などで汚れやすくなります。

エアコンの風が当たる所

だるまが落ち着いて鎮座できるところに置きましょう。

などがあげられます。
 

だるまは南から東の方角を見る様に、綺麗に掃除された場所に置きましょう。

夏季の湿度の高い時期には、カビに気をつける事も大切です。

だるまの目入れは左右どっちからが正しい?

だるまの目入れ

一般的なだるまの目入れは左目からです。
 

だるまの目は物事の始まりと終わりを表しています。

左目が始まりの「阿(あ)」を表し、右目が終わりの「吽(うん)」を象徴すると言われています。
 

特別な宗派や地域で購入したものでない限り、向かって右側の、だるまの左目に願いを込めて目をいれましょう。

よく見る選挙だるまは右目から?

選挙の当選祈願のだるまは、右目を先にいれていますね。

宗派や特別な意味合いというよりも、当選した暁に左目を入れる方が観衆から見やすいからのようです。

両目同時にいれるだるまも!

静岡県にある禅宗の富士見山達磨寺の五色だるまは願い事により最初から両目を入れます。

片方から入れる場合も右目から、とされています。
 

同じ良縁祈願でも目の入れ方が異なります。

現在の縁を保つ場合は最初から両目を入れますが、新たな縁を祈る場合は最初に右目から、祈願成就で左目を入れます。
 

だるまを購入する場所が特定の宗教、宗派である場合は確認しましょう!


どこでだるまを手に入れる?日本三大だるま市はここ!

だるま市

だるまの名産地ではだるま市を開催しています。

日本の三大だるま市は以下の通りです。

少林山七草大祭だるま市(高崎だるま市)

全国のだるまの約80%を生産している群馬県の高崎市では、毎年だるま市を開催しています。

開催場所は高崎市にある少林山達磨寺です。

だるま職人による目入れを有料でしてもらえます。
 

お正月終わりの1月6日と7日に開催されます。

今年の来場者は35万人にも上りました!
 

毘沙門天大祭だるま市

静岡県富士市にある毘沙門天妙法寺では、旧暦の正月にだるま市を開催しています。

特設の目入れ所が設けられており、大事な願いの成就のために毘沙門天の関係者に目を入れてもらえるのはうれしいですね!
 

また、古だるま納所があるので、前年お世話になっただるまを持参して新調できます。

鈴川だるまなど、たくさんの種類のだるまを扱う毘沙門天大祭だるま市の開催は、新暦の2月です。

2019年の開催は2月の11日~13日です。
 

厄除元大師大祭だるま市

東京の調布市にある深大寺では、春先にだるま市を開催します。

江戸時代から始まったとされるだるま市には、露天が約300店並びます。

厄除元大師大祭で購入しただるまは、僧侶により開眼してもらえます。

だるまの供養の仕方は?

だるまの有効期限は1年です。

願いが成就した後、翌年にだるまは供養しましょう。

祈願成就しなかった場合も、右目を入れて供養します。
 

供養の仕方には

  • 近くのどんと焼きでお焚き上げしてもらう
  • お寺に納める
  • どんと焼きもお寺も近隣に無い場合は神社に納める

があります。
 

また、だるま市には古だるま納所があるので、新しいだるまを購入するときは古いだるまを持参しましょう。


まとめ

だるまの置き場所は明るく活気のある部屋のなるべく高い所にしましょう。

高い所は掃除を忘れがちですね。

だるまを置いたら、忘れずに清潔に保ちましょう。
 

だるまの願掛けには目を描けるという語呂遊びの由来もあると言われています。

大事な願いの成就を見守ってくれるだるまの願掛け(目書け)ができるように大事に飾りましょう!

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