願いごとができてだるまを購入したものの、目の入れ方や飾り方など、だるまの正しい作法を知ってくる人はなかなかいませんね。
赤いだるまが一般的ですが、実は祈願別にだるまの色が異なります。
今回は、だるまの一般的な目の入れ方、飾り方、そしてだるまの色別の祈願の内容をご説明いたします。
Contents
だるまの目の入れ方
目入れは左右どっちから?
一般的なだるまの目の入れ方としては願いを込めながら左目から入れます。
だるまと向きあったら自分からみた右側ですので、間違えない様にしましょう。
願い事が成就したら、感謝を込めてだるまの右目を入れます。
だるまの左目は「阿(あ)」を表し、右目は「吽(うん)」を表しています。
物事の始まりと終わりを表す阿吽であることから、先に左目を入れる様になったと言われています。
地方や宗派により、最初から右目から入れるものや両眼を入れるだるまもあります。
選挙用のだるまは右目から入れるのは、当選時に観衆に見えやすいからだそうです。
目を入れるにはペンがおすすめ
テレビなどで見かける報道で、筆と墨汁で目を入れているのを見かけますね。
しかし、一度墨汁が垂れてしまうと直せません。
サインペンや筆ペンを使った方が綺麗に目を入れる事ができますよ!
目を入れるタイミングは?
目を入れる時期に適しているのは
- 新年の変わり目の場合は仕事初めの日
- 年度の変わり目の場合は年度変わりの月の最初の月曜日
- 試験や受験用のだるまは大安の日
となっています。
願い事が叶わなかった場合も、年の終わりや年度の終わりには右目を入れてから供養します。
だるまの飾り方
以前、だるまは神棚の向かって右側に飾られていました。
しかし、現在では「絶対にここに置かなければいけない」という決まりはありません。
縁起物ですから、綺麗に掃除された、明るく活気のある部屋のなるべく高い場所に飾りましょう。
最適な祀り場所は神棚です。
神棚が無い場合は白い紙を敷いてその上に祀りましょう。
方角は、だるまが南向きか東向きになるようにしましょう。
だるまは神棚に飾っていい?
だるまを神棚に飾っていいの?と疑問に思いますよね。
達磨大師を由来としているので仏教の由来ではありますが、願掛けの縁起物としての意味合いを強くもちます。
一般的な神棚は高い場所で南に面しているため、だるまの飾り場所として最適です。
その他の場所に飾る場合も、大切な願いをかけただるまですから、大事に飾りましょう。
だるまの有効期限は1年です。
祈願が成就して目を入れた後も、買ってから1年間は飾って置きましょう。
だるまを置くのに不適切な場所は?
縁起ものであるだるまを置くのに不適切な場所は
- 上に人が通る所
- エアコンの風邪が当たるところ
- 台所
- 不浄な場所(トイレ、ゴミ箱近くなど)
などです。
階段の下や上の階のトイレの下になる場所も避けましょう。
色で違う!だるまの色別ご利益一覧とその飾る場所は?
一般的なだるまは赤い色をしていますね。
しかし、現在は祈願やご利益によって様々な色をしただるまが販売されています。
色 | 祈願 | 備考 |
---|---|---|
赤 |
|
|
白 |
|
|
黒 |
|
|
緑 |
|
|
黄 |
|
|
青 |
| |
金 |
| |
銀 |
| |
オレンジ |
| |
桃 |
| |
ローズピンク |
| |
紫 |
| |
スカイブルー |
| |
ペールブルー |
| |
黄緑 |
|
祈願にあっただるまの色は見つかりましたか?
だるまの供養の仕方は?
だるまの有効期限は購入してから1年です。
期間の過ぎただるまは、どんと焼きなどがあれば、そこでお焚き上げをしてもらいましょう。
だるまを燃やすと目がつぶれるとされる地域もあります。
その場合は仏閣に供養してもらいましょう。
近隣にどんと焼きも仏閣も無い場合は、神社に納めましょう。
まとめ
だるまは、一般的には左目、そして祈願成就したら右目を入れます。
飾る場所はなるべく自分の目につく場所にして、祈願の思いを常に思い出す場所にするのもいいでしょう。
受験や試験祈願のだるまは、勉強机に置いて見守ってもらうのもいいですね。
縁起物として努力を見守ってくれてただるまは、感謝をこめてしっかり供養しましょう!
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