会社員になると選択肢が2つ与えられます。
社宅に住むか自分で賃貸アパートを借りるか。
社宅に住む時のメリットとデメリットはどういったものがあるのでしょうか?
会社から払われる家賃補助と比べてどれだけ安いのか、お答え致します。
Contents
社宅のメリットとデメリット
社宅のメリット、デメリットはどういったものがあるのかお答え致します。
社宅のメリット
社宅のメリットとしてあげられるのは家賃が安い事が多い、税金関係が安くなるケースがある、転勤に伴う住宅の手配、手続きの手間が省けるなどがあります。
1. 家賃が安い
社宅は会社が手配、管理している、また会社の福利厚生の一環である事がある為、家賃が安い事が多いです。
社宅には会社が一律で建物を管理しているケースやアパートやマンションを借りて会社が家賃を支払うケースなどがあります。
どちらのケースもその周りの土地や地域の家賃相場に比べ安く借りられるケースがあります。
ただ、その金額は会社によって違いがあります。
一律には決まっていない事が多いです。
例えば、社宅の家賃を全額負担する会社もあれば、社宅の家賃の20%分だけ家賃を支払うなどがあります。
また社宅の家賃の金額は会社や勤務地の土地代、建物の様式によって異なる事もあります。
会社の規則に則っている事が多いので社則や契約書などを見ておく必要があります。
2. 税金が安くなる
税金が安くなるケースにはいくつかの理由があります。
住宅手当などの家賃補助はそれらが給料に反映されます。
給料に補助分のお金が上乗せされて給料を支払うということになります。
家賃補助の分だけ給料が増えると、その分課税対象も増えてしまうケースがあります。
また、給料が上がる事で社会保険料も増大します。
社宅だと家賃補助などの手当が無いためそれらの影響を受けないケースがあります。
3. 転勤の際の引っ越し手続きが簡単
転勤や急な異動で住宅が見つからないという時、社宅があるとスムーズに事が進みます。
会社が社宅を管理していると、会社が社宅の手配、事務上の手続きを行ってくれるので楽である事が多いです。
特に大手企業ですと社宅の手配だけでなく、引っ越し業者の手配や交渉も行ってくれる場合もあります。
社宅のデメリット
社宅のデメリットとしてあげられるのは、会社が新たに社宅制度を導入する場合の会社の負担が増える事、社宅以外の住まいを選べないケースなどがあります。
1. 会社の負担が増える(会社にとってのデメリット)
社宅制度を導入するに当たり、社宅用の土地や建物の手配、手続き、契約、土地代、建物の建築費、設備費、社宅の管理システムの増築、社宅へ支払う家賃や管理費などのコスト増大があげられます。
会社独自で行えない場合は代理店に委託するケースもありますがその際にも契約や手続きなどでコストがかかってしまう場合があります。
2. 住む家を選べない(従業員にとってのデメリット)
社宅を会社が管理している時、その社宅以外を選べない事やアパートやマンションなどを借りて社宅にする場合、家賃の金額や家族構成などで会社よっては条件が厳しくなってしまう場合もあります。
社宅の建物自体が老朽化していたり、近隣にスーパーやコンビニ、大型ショッピングモールがない、駐車場がない、近隣住民とトラブルになってしまうなど。
社宅を賃貸で賄っている場合、その社宅を借りる際の条件が単身者は家賃が○万円まで、アパートなどの間取りは1LDKまでしか認められない、この地域内でしか賃貸を借りれないなどといったケースもあります。
それらは会社内で決められている事が多いので社宅を借りる際には、その条件を調べておく必要があります。
仲介業者に委託して失敗した体験
筆者自身も異動の時、社宅を借りる際にトラブルがありました。
上司からは会社が仲介会社を通して引っ越し業者や物件の手続きをするから適当な物件決めておいてくれと言われました。
物件を探し、上司に報告し、仕事をしながら引っ越しの準備していました。
しかし、上司が異動の手続きを忘れていた為、希望の物件を押さえる事が出来ず、異動4~5日前まで物件が見つからない状態になりました。
そして引っ越し業者との予定も合わず、引っ越しが出来ない状態になってしまったのです。
そんな困り果てている中、仲介業者さんが他の物件や引っ越し業者を頑張って手配して下さったおかげで何とか引っ越しが出来ました。
ただ、この時、ある重大な問題が生じました。
決まった物件から職場まで遠かったのです。
作者自身、当時、車は持っていなかった為、徒歩で30分以上離れた物件に住む事になりました。
ちなみに雪国の地域、冬に異動の時でした。
雪道を毎日、30分以上かけて徒歩で通勤していました。
仲介業者に委託するのは楽でしたが、その時に物件の条件や要望が厳しくなってしまう事もあります。
社宅は賃貸の家賃補助と比べてどれだけ安いのか?
社宅は賃貸の家賃補助と比べてどれだけ安いのか、金額面ではどれくらいと言えません。
社宅制度がどれくらい充実しているかによっても違ってきます。
ただ、社宅で家賃を全額負担、またはある程度を会社が負担するか、家賃補助分を給料に上乗せされて給料をもらうかだと、お得なのは社宅です。
給料が多くなると社会保険料、所得税などの税金が増えます。
手元に残る金額は一緒ですが家賃手当分だけ多めにもらっていると給料が多くなっているので、税金などの支払う金額も多くなってしまう事があります。
そのため、総合的に見たら圧倒的に社宅の方が安く済むでしょう。
まとめ
社宅のメリットは安く住めたり、物件の手配や不動産会社との契約や手続きなどの面倒臭い事を会社がやってくれる事が大きいと思います。
デメリットは働く側では物件に選択肢が無い事がある。
会社側では社宅制度へのコスト、負担が生じてしまうという事があげられます。
家賃補助と比べてどれだけ安いかは会社の社宅の制度や家賃補助の仕組みによって違いがあるといえます。
会社内の社訓や社内の制度を確認し損しない様に気をつけて下さい。
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