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よもぎに水中メガネの曇り止め効果があるのはなぜ? その方法は?

よもぎ

最近、ネットで水中メガネの曇り止めの裏技として、よもぎが取り上げられています。

実際曇り止めとして昔から大活躍しているよもぎですが、どうしてよもぎで曇り止めになるかも気になりますね。

よもぎの曇り止め効果の理由と、他に水中メガネの曇り止めに代用できるものを取り上げて、水中メガネの曇り止め持続のコツをお伝えいたします。


なぜよもぎに水中メガネの曇り止め効果があるの?

ゴーグル

よもぎが水中メガネの曇り止め効果があるのは、よもぎに含まれる皮脂や油脂分を分解する成分のおかげです。
 

水中メガネは油膜がガラス部分に付着することが原因で曇ります。
 

水中メガネの製造時に付着したシリコンオイルや顔に当たるシリコン部分が体温で気化してシリコンガスとなります。

  • このシリコンガスがガラス部分に付着すること
  • 皮脂の付いてる素手でメガネの部分を触ること
  • 人の体から蒸発する汗がガラス面に油の膜をつくり付着すること

が原因でメガネが曇ります。
 

また日焼け止めを塗った手で水中メガネに触れてしまったり、シュノーケリングなどで使う水中メガネは鼻呼吸が原因でガラス部分に油膜が付着することでも曇ってしまいます。
 

よもぎは健康食品として名が高い通り、経口摂取をしても他の植物にはできない、AGEsと呼ばれるタンパク質と糖分が結合した終末糖化産物を分解する作用があります。

この皮脂や油脂分を分解する強い作用により、気化したシリコンガスも、蒸発した汗も水中メガネのガラス部分に油膜をはらないようになるんですね。


よもぎを使った水中メガネの曇り止めの方法とは

よもぎのを使って水中メガネの曇り止めをする方法の手順は

  1. よもぎの葉を数枚(手のひらに一握り程度)摘んでくる
  2. 水をつけて、すりつぶす。
  3. 緑色の絞り汁を水中メガネに垂らす。
  4. 絞った葉で水中メガネ全体を擦る
  5. さっと水洗いをする。

だけです。

2で使用する石は、ざらざらした石だとより簡単に汁がでます。
 

よもぎは水中メガネを使う機会のある川辺でも、夏場はプールに行く途中の道などでも日本全国で簡単に手に入る野草です。

是非実践してみてくださいね!

よもぎの他に有用な水中メガネの曇り止めは?

よもぎの他に、天然素材でできる曇り止めに、くずの葉や海藻があります。

よもぎと同様、くずの葉にも油脂を分解する成分が含まれています。
 

くずの葉で曇り止めをするときの手順は、よもぎでするときの手順と同じです。
 

川辺ではよく見つかるよもぎも、海辺や砂浜で見つけるのは困難ですね。

海辺で簡単に見つかる曇り止めは海藻です。

昆布などの海藻には、ヌルヌルとした成分のフコイダンが含まれており、これが水中メガネの曇り止めになります。
 

また、人の唾液にもリバーゼという油脂を分解する成分があり、つばを垂らして水中メガネに塗り、水洗いすると曇り止め効果があります。
 

誰でも家庭に持っている曇り止め効果のあるものに、家庭用洗剤があります。

台所用洗剤などの中性洗剤は、油脂を分解するので、洗剤を数滴水中メガネに垂らして水に濡らした布や脱脂綿で拭き取り、水でよく洗い流すと十分な曇り止め効果を発揮します。
 

車に使用する油膜除去剤でも曇り止め効果がありますが、油膜を落とした後はしっかり中性洗剤で洗い流すようにしましょう。


市販の曇り止めの安全性

多くの市販の曇り止めの原材料は界面活性剤です。

界面活性剤とは、普通なら分離してしまう水と油を混ぜる事ができるようにするものであり、水の表面張力をなくします。

表面張力がないと水は水滴になれないため、水中メガネが曇らない仕組みです。
 

界面活性剤は石けんなどの主成分です。

台所洗剤やシャンプー、リンスや一部の化粧品など生活用品のありとあらゆるところで使用されており、日常生活においての健康被害はほぼ無いと言われています。
 

界面活性剤は乳濁液や乳剤、乳化剤などと呼ばれ、マヨネーズなどの食品でも使われています。
 

催奇性や発がん性などの性質もなく、安全と言われている界面活性剤による唯一ともいえる健康被害は、長期間の使用による肌荒れが上げられますが、水中メガネの曇り止めは塗った後に流水で流したり拭き取ったりするので、肌荒れの心配も無いでしょう。
 

悪影響は、人体ではなく、界面活性剤によるプールの水際に経つ泡があります。

市販の曇り止めを使うときは、きちんと流水ですすいでから使用する様にしましょう。
 

合成界面活性剤不使用の海藻の粘性多糖類を使用した天然素材の曇り止めも、1000円程で販売しています。

化学薬品がどうしても気になる人や、洗剤でアレルギー反応を起こす人には天然素材の曇り止めがおすすめです。

曇り止めを持続させるためには?

どの曇り止めを利用することにしても、その効果を持続させるためにはまず、水中メガネを綺麗に洗うようにしましょう。

水中メガネを使用する前に油脂を流し、顔に当たるシリコン部分も綺麗にしておくことで、曇りを抑える効果があがります。
 

そして洗顔すると、肌の脂分がとれるので、水中でずれにくくなります。

水中でメガネがずれてしまうと、曇りの元凶の水分が入ってしまいます。

洗顔、水中メガネの洗浄をすることでどの曇り止めも持続効果が長くなりますよ!


まとめ

ハーブの王様とも呼ばれるよもぎの利用性の高さには驚くばかりですね。

肌荒れ対策にも多用されるよもぎエキスの効果で、曇り止めだけでなく目の周りの肌の調子も良くなるのでは、と思わず期待してしまいます。

透き通った曇りのない水の中の世界を、よもぎの効果でお楽しみ下さいね!

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