豆知識

雪の種類と名前・降り方の表現方法を一覧でまとめました

冬になると日本各地で降り始める雪。

 

沖縄など南の方に住む方は、雪に馴染みがうすいかもしれません。

一方で北海道や東北の方に住む方は、「雪かきが大変・・」「こんなに降らなくても良いのに!」と頭を抱える人もいるのではないでしょうか?

 

降り積もる雪に困らされている人もいれば、早く雪が降らないかと待ちわびている人もいますよね。

 

寒いのは苦手なわたしですが、雪が降るとなんだかワクワクしてしまいます!

 

降る時期や降り方・状態などによっていろいろな呼び方をされる雪には、どんな種類や名前があるか知っていますか?

今回は、雪の種類と名前、降り方の表現方法についてまとめました!!

 


雪の種類と名前一覧

雪の種類と名前一覧

それではまずは、雪の種類と名前についてご紹介していきましょう。

降り方や状態別

  • 細雪(ささめゆき)・・細やかに、またはまばらに降る雪。谷崎潤一郎の小説のタイトルにもなりました。
  • 粉雪(こなゆき)・・手触りがよく、粒の小さな雪。パウダースノーとも呼ばれ、この雪は積もりません。
  • 粒雪(つぶゆき/ざらめゆき)・・積もるのが特徴の粒状の雪。
  • 牡丹雪(ぼたんゆき/ぼたゆき)・・雪の結晶が集まって大きな塊が牡丹の花のように降る雪。
  • 風花(かざはな)・・強風に吹かれて、降り積もっていた雪が吹き飛ばされて起こる現象。
  • 泡雪・淡雪・沫雪(あわゆき)・・ふわふわとした泡のようにすぐ溶けてしまう、儚い雪。
  • 綿雪(わたゆき)・・牡丹雪よりも少し小さく、綿のようにふわふわとした雪。暖かくて降水量の多い地域に降りやすい。
  • 灰雪(はいゆき)・・灰が降っているような、ヒラヒラと舞う雪。
  • にわか雪(にわかゆき)・・にわか雨のように一時的に降る雪。
  • 吹雪(ふぶき)・・視界が遮られるほどに降雪が強く舞う大雪。
  • 霙(みぞれ)・・初雪とみなされるもので、雨と雪が混ざっている状態。
  • 霰(あられ)・・直径5ミリ未満の氷の粒。白いものは「雪あられ」半透明のものは「氷あられ」と呼ばれる。
  • 雹(ひょう)・・あられよりも大きい、直径5ミリ以上の氷の粒。

降る時期別

  • 初雪(はつゆき)・・夏を過ぎて、シーズンの始めに降る雪。
  • 初冠雪(はつかんせつ)・・初めて山を白く染める雪。
  • 名残雪(なごりゆき)・・春近くに降る、冬を名残惜しむような雪。
  • 万年雪(まんねんゆき)・・標高の高い富士山などで一年中溶けずにある雪。
  • 雲雀殺(ひばりころし)・・ヒバリがさえずる春になってから降る大雪。

積もり方別

  • 新雪(しんせつ)・・結晶の形が残っている、積もったばかりの雪。
  • 締雪(しまりゆき)・・スコップが刺さらないほどに堅くなってしまった雪。
  • 綿帽子雪(わたぼうしゆき)・・木に積もって綿帽子のように見える雪。
  • 友待つ雪(ともまつゆき)・・次の雪が降るまで、健気に残る雪。
  • 衾雪(ふすまゆき)・・一面に降り積もる雪。
  • 霜粗目雪(しもざらめゆき)・・粗目雪野中に霜が出来ること。霜が小さい場合は「小霜粗目雪」と呼ばれる。

天気予報などでもよく耳にする雪の名前や、あまり馴染みのない名前もありました。

こんなに多くの名前があるんですね!!

 


雪の降り方の表現一覧

雪の降り方の表現一覧

次は、降り方によって違う雪の表現をご紹介します!

  • しんしん・・物音を立てずに静かに降る様子。
  • はらはら・・軽やかに空気中を舞う様子。
  • こんこん・・絶えず降り続ける雪の様子。
  • ちらちら・・雪が様々な方向に、翻りながら落ちる様子。
  • ふわふわ・・雪が空気中を漂いながら降る様子。
  • ちらほら・・少しだけ雪が降っている様子。
  • さらさら・・水分の少ない雪が降る様子。
  • 綿々(めんめん)・・長く雪が降り続く様子。
  • 霏々(ひひ)・・絶えず雪が降り続ける様子。
  • 蕭々(しょうしょう)・・もの悲しい時の雪の降り方。

雪の降り方一つとっても、こんなにたくさんの表現方法があるんですね。

使いこなせたら、日本語がもっと豊かに話せそうです!!

 

雪に関する雑学

雪に関する雑学

最後に雪に関するちょっとした雑学をご紹介します!

雪の日は静かに感じる

雪が降って辺りが真っ白になるとなんとなく静かに感じませんか?

それ、気のせいではないのです。

 

音は振動で作られるもので、空気が震えるとその振動が鼓膜に届いて「音」になります。

雪には音を吸収してしまう性質があるので、雪の日は静かに感じるということです!

雪は白くない

みんなが白いと思っている雪ですが、実際は雪の色は透明なのです!

 

普通、透明な物は光を当てても反射せずに通り過ぎてしまうので色を感じません。

しかし雪は、細かい結晶で出来ているのでその中で乱反射起こって白く見えるのです。

 

同じ原理で、かき氷も白く見えますよね!

 


まとめ

今回は雪の種類や名前、降り方によって変わる表現方法や、雪にまつわる雑学について書かせて頂きました!

 

天気予報やニュースで聞いてなんとなく知ったつもりになっていた雪の名前が、一体どんな物なのか知ることが出来ましたね。

 

それにしてもこんなにたくさんの表現があるなんて、四季がある日本ならではの情緒を感じます。

聞くと情景が浮かぶような表現がたくさんありました。

 

「わたしにはまだまだ知らない素敵な日本語があるんだ!」と勉強になったので、ぜひ会話の中に活かしていきたいと思います。

 

この記事があなたのお役にたてたら幸いです!
 

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